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米国株高を受け半導体関連株中心に買い優勢の展開に【クロージング】

2023/10/25 15:59 FISCO
*15:59JST 米国株高を受け半導体関連株中心に買い優勢の展開に【クロージング】 25日の日経平均は続伸。207.57円高の31269.92円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で、ハイテク株を中心に買われた流れを背景にリスク選好ムードが強まり、日経平均は買い先行で始まった。米マイクロソフトが決算評価から時間外で買われたほか、今年最大のIPO案件であるKOKUSAI<6525>が好スタートを切ったことも投資家心理の好転につながった。自律反発を狙った買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。ただ、心理的な節目の31500円を目前に戻り待ちの売りが入りやすく、本格化する決算や来週の日米金融政策決定会合など重要イベントを前に次第に模様眺めムードが広がった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が970を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、石油石炭、銀行、輸送用機器、卸売など27業種が上昇。一方、精密機器、陸運、水産・農林など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が堅調だった半面、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、ニデック<6594>が軟化した。 前日の米国市場は、長期金利の上昇一服や主要企業の良好な決算を受けて、主要な株価指数はそろって上昇。また、中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会は1兆元の国債の追加発行を承認したことなどから、景気刺激策への期待も支援材料となり、日経平均は前引けにかけて上げ幅を広げ、31466.92円まで水準を切り上げた。一方、業績懸念からニデックには売りが継続したほか、外資系証券が2段階の格下げをしたファナック<6954>が軟調。 日経平均は続伸したが、積極的に上値を買い上がる雰囲気には至っていない。今週から本格化する国内主要企業の決算発表に加えて、来週には日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているためだ。決算についは、今下期の業績回復傾向が鮮明になるのか見極めたいほか、日米の金融政策決定会合では金融政策の行方が気掛かりであり、それらを見定めてから動いてもおかしくないと考える投資家が多い。目先は個別の材料を手掛かりにした選別色が強まることになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
2,210.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 521,789百万円
半導体製造装置専業メーカー。日立国際電気から独立。成膜プロセス、膜質改善プロセスを軸に事業展開。バッチALD対応成膜装置に強み。海外売上比率は8割超。生産・開発、販売・サービス体制の拡充などに取り組む。 記:2024/10/05
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17