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米金利上昇や中東情勢を警戒視【クロージング】

2023/10/20 15:54 FISCO
*15:54JST 米金利上昇や中東情勢を警戒視【クロージング】 20日の日経平均は続落。171.26円安の31259.36円(出来高概算12億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で長期金利が節目の5%に迫るなど上昇基調を強めたことから、グロース株中心に売られた流れを受け、ハイテク関連株を中心に売りが先行。日経平均は取引開始直後には31093.90円まで下げ幅を広げ、心理的な節目の31000円割れ目前に迫る場面があった。また、中東情勢に対する懸念も根強く買い見送りムードが広がった。ただ、後場に入ると、急ピッチの下げに対する反動から全般も下げ幅を縮める場面もあった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が950に迫り、全体の6割近くを占めた。セクター別では、医薬品、鉱業、ゴム製品など12業種が上昇。一方、保険、輸送用機器、証券商品先物、小売など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>、アドバンテス<6857>、オリンパス<7733>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で「FRBのさらなる追加利上げが正当化される可能性がある」と言及したことで、高水準の金利長期化懸念が台頭。主要株価指数は続落した。東京市場もこの流れ引き継ぎ、リスク回避の売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。その後は心理的な節目の31000円を割り込まなかったことから自律反発を狙った買いや短期筋による先物買いも入り、全般に戻り歩調に転じ、日経平均は前日の終値水準まで下落幅を縮める場面も見られた。 来週は23日のニデック<6594>を皮切りに主要企業の2023年9月中間決算発表が始まる。今年度後半に向けた需要回復への期待感があるだけに、決算内容を確認したいところだ。また、中東情勢の行方も気掛かりとなっている。「ガザ地区でイスラエルによる地上戦が近い」などと報じられているだけに、紛争が激化するのかどうかを見定める必要もありそうだ。また、米国の金融政策の行方も見極めたいと考える投資家も多く、不透明要因が多い。このため、目先的には個別に材料のある銘柄を中心にした選別色が一段と強まりそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
6,343
9/27 15:00
+284(%)
時価総額 12,839,012百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4568 東証プライム
4,867
9/27 15:00
-25(%)
時価総額 9,476,214百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,308
9/27 15:00
-60(%)
時価総額 15,785,996百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
20,550
9/27 15:00
+1,215(%)
時価総額 6,023,493百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6594 東証プライム
3,108
9/27 15:00
-3,157(%)
時価総額 1,853,251百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
7,209
9/27 15:00
+309(%)
時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7733 東証プライム
2,827
9/27 15:00
+144.5(%)
時価総額 3,635,217百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17