マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 7:57:25
15,277,325
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

金利上昇や円高を警戒して利食い優勢【クロージング】

2023/9/11 16:08 FISCO
*16:08JST 金利上昇や円高を警戒して利食い優勢【クロージング】 11日の日経平均は3営業日続落。139.08円安の32467.76円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。日銀の植田和男総裁は、物価上昇に確信持てればマイナス金利の解除も選択肢とのインタビュー記事が伝わったことを受け、国内長期金利が上昇し、円相場も一時1ドル=146円台前半へと円高に振れたため、輸出関連株などを中心に売りが先行。日経平均は後場中盤にかけて32391.69円まで水準を切り下げた、ただ、金利上昇に伴う採算改善期待などから銀行や保険など金融セクターやバリュー株が相場を下支え、売り一巡後は下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が940を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、銀行、保険、鉱業、証券商品先物など12業種が上昇。一方、不動産、海運、サービス、機械など19業種が下落し、精密機器、医薬品は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、NTTデータG<9613>、エーザイ<4523>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>が軟調だった。 前週末のNYダウの上昇を映して買い先行で始まったものの、買いは続かなかった。9日の国内メディアの報道で、日銀がマイナス金利政策の解除に向けて動き出すとの思惑から、長期金利が上昇したため、金利動向に敏感なグロース株中心に値を消す銘柄が目立ったほか、金利上昇による日米金利差縮小観測から円高が進んだことも自動車など輸出関連株の一角が売られた。ただ、心理的な節目である32500円を下回ると、押し目を拾う動きもみられ、こう着感の強い相場展開が続いた。 米国でのインフレ高止まりによる利上げ長期化懸念に加え、国内でも年内の金融政策修正への思惑が出始め、投資家は来週の日米の金融政策決定会合の動向に一段と関心を強めることになりそうだ。また、今週は米国で、13日に8月の消費者物価指数(CPI)、14日には8月の小売売上高が発表される。市場ではコアCPIの減速が見込まれているが、サービス業が依然として強いことを踏まえると、サービス価格は高止まりとなる可能性があるため警戒が必要だろう。米国経済のソフトランディング(軟着陸)への道筋を確認するまでは、不安定な値動きが続くことが想定される。 《CS》
関連銘柄 9件
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17