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円安や原油高を手掛かりに日経平均は8営業日続伸【クロージング】

2023/9/6 15:56 FISCO
*15:56JST 円安や原油高を手掛かりに日経平均は8営業日続伸【クロージング】 6日の日経平均は8営業日続伸。204.26円高の33241.02円(出来高概算14億株)で取引を終えた。前日の米国市場は下落したものの、円相場が1ドル=147円台と円安が進んだため、輸出採算の改善期待から自動車や機械など輸出関連株中心に買いが先行。日経平均は後場中盤にかけて上げ幅を広げ、33282.15円まで水準を切り上げた。その後は、連騰による短期的な相場の過熱感から目先の利益を確保する売りも見られたものの、総じて堅調に推移し、33200円台と日中の高値圏での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が965に達し、全体の過半数を占めた。セクター別では、証券商品先物、輸送用機器、鉱業、保険など24業種が上昇。一方、海運、倉庫運輸、食料品など9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>が堅調だった半面、ファナック<6954>、アサヒ<2502>、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>が軟化した。 前日の米国市場は原油高を起因にインフレ長期化による金融引き締め継続への不安から、主要な株価指数は下落した。しかし、利上げ長期化への思惑から円相場が1ドル=147円台へと円安振れたことを材料視する流れとなった。また、サウジアラビアとロシアが原油の減産計画を発表し、原油市況が上昇したため、資源株も堅調だった。さらに、脱デフレによる国内景気の改善期待が底流にあるなか、景気敏感株に投資資金が向かったほか、9月中間期末を控えた配当取りの動きも続いた。 東京市場は堅調地合いが続いているが、一抹の不安も残る。前日に総務省が発表した家計調査における実質家計支出は大幅に下振れており、国内景気の先行きに不安感がくすぶる。また、米国経済についてもソフトランディング期待が根強いが、原油などの商品市況の上昇が続けばその前提が崩れかねず、懸念材料となろう。さらに、8月の消費者物価指数(CPI)などの米国の物価統計の発表が来週に予定されており、結果次第では、一気に強気ムードが修正される可能性も残る。 《CS》
関連銘柄 9件
1,605
11/22 15:30
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時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4519 東証プライム
6,270
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-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6367 東証プライム
18,295
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17