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心理的な節目の33000円目前に【クロージング】

2023/9/4 16:01 FISCO
*16:01JST 心理的な節目の33000円目前に【クロージング】 4日の日経平均は6営業日続伸。228.56円高の32939.18円(出来高概算13億3000万株)で取引を終えた。前週末の米雇用統計を波乱なく通過したこともあり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。4日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場となるだけに、海外投資家の動きは鈍く、全体としてはこう着感が意識されたが、週末の特別清算指数(SQ)算出日を意識した先物買いが大引けにかけて見られたことから、日経平均は高値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、空運を除く32業種が上昇。鉄鋼、海運、輸送用機器、不動産、銀行の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、TDK<6762>、デンソー<6902>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が軟調だった。 前週末の米国市場は、この日発表された雇用統計で、失業率の悪化などからインフレ減速への期待が高まり、株式市場では買い安心感につながり、NYダウは上昇した。東京市場も主力株中心に投資資金がシフトしたほか、円相場が1ドル=146円台前半へと円安に振れていることもあり、自動車や機械株などの支援材料になっていた。海運や銀行といった低PBR(株価純資産倍率)などのバリュー株に投資マネーがシフトし、全般は狭いレンジ内の動きではあったがじり高基調となった。 TOPIXが連日でバブル崩壊後の戻り高値を更新している。国内でのデフレ脱却への期待も底流にあり、先高期待感は日に日に高まってきているようだ。ただ、今週末に9月限の先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日を控えているだけに、SQを意識した先物への売買で大きく振らされる危険性は残る。ただし、節目の33000円が射程に入ってきており、ショートカバーの動きを強めてくる可能性がありそうだ。 《CS》
関連銘柄 6件
4543 東証プライム
3,073
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時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17