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リスク回避の動きが続く【クロージング】

2023/8/3 16:06 FISCO
*16:06JST リスク回避の動きが続く【クロージング】 3日の日経平均は大幅続落。548.41円安の32159.28円(出来高概算17億9000万株)で取引を終えた。米国債の格下げを受けた米国市場の下落を受けて、世界的な株安連鎖への警戒感が台頭。リスク回避の売りが継続した。また、日米の金利が上昇傾向にあることも投資マインドを悪化させ、年初からのパフォーマンスの良い日本株には利益確定売りも続き、日経平均は後場終盤には32142.25円まで下げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割を占めた。セクター別では、海運、パルプ紙の2業種を除く31業種が下落。非鉄金蔵、輸送用機器、ゴム製品、鉱業の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、郵船<9101>、キッコーマン<2801>、川崎船<9107>がしっかりだった半面、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ヤマハ<7951>、東エレク<8035>が軟調だった。 前日の米国市場は、7月のADP雇用統計が市場予想を上回ったため、長期金利が一段と上昇したことも重荷となった。また、米国債の格下げについて、さらに緊縮財政へと向かわせる可能性があり、米経済の失速につながるとして、日本企業にも悪影響を及ぼし兼ねないと警戒する向きも多く、不安感が増幅していた。また、米国市場の取引終了後に発表した米クアルコムの決算が低調だったため、同社株が時間外取引で7%近く急落していることも悪影響を及ぼし、半導体や電子部品関連などを中心に値を消す銘柄が増加し、日経平均の下げ幅は一時570円に迫る場面があった。 日経平均は2日間で1000円超下落し、先行き不安心理が市場を覆っているが、悪材料ばかりではない。円相場が1ドル=144円を窺う円安になっており、輸出企業の収益にはプラスに働こう。また、本格化している主要企業の決算も総じて堅調な内容が続いているとの見方が多い。このため、当面は米国市場の動きがどうなるのかが最大の関心事だが、決算を手掛かりとした押し目待ちのスタンスで望みたい。 《CS》
関連銘柄 9件
2801 東証プライム
1,863.5
6/28 15:00
-11.5(%)
時価総額 1,806,507百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4063 東証プライム
6,238
6/28 15:00
+39(%)
時価総額 12,626,479百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6762 東証プライム
9,865
6/28 15:00
-9(%)
時価総額 3,835,236百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,425
6/28 15:00
+187(%)
時価総額 4,922,636百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7951 東証プライム
3,766
6/28 15:00
-20(%)
時価総額 705,372百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,900
6/28 15:00
+100(%)
時価総額 16,459,992百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,682
6/28 15:00
+96(%)
時価総額 2,388,593百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9107 東証プライム
2,340
6/28 15:00
+81(%)
時価総額 1,672,464百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
40,560
6/28 15:00
+70(%)
時価総額 12,907,044百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10