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日米中央銀行イベントを前に様子見ムードは強い【クロージング】

2023/7/21 16:07 FISCO
*16:07JST 日米中央銀行イベントを前に様子見ムードは強い【クロージング】 21日の日経平均は続落。186.27円安の32304.25円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて指数寄与度の高い値がさ株中心に値を下げる銘柄が目立ち、日経平均は寄り付き直後に32080.95円まで下押し、心理的な節目である32000円に迫った。一方、円相場が1ドル=140円台前半へと円安傾向にあるため自動車など輸出関連株の一角がしっかりで、相場を下支えする展開だった。ただ、来週に予定される日米中央銀行イベントを前に様子見ムードは強く、32300円前後での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990に迫り、全体の過半数超を占めた。セクター別では、鉱業、電気ガス、パルプ紙、医薬品など20業種が上昇。一方、海運、金属製品、ゴム製品、繊維など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ニデック<6594>、テルモ<4543>、第一三共<4568>、中外薬<4519>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が20日、2023年12月期通期の減収幅の拡大予想を示したことで、前日の米国市場では、エヌビディアやアプライド・マテリアルズなど半導体関連株が下落したため、東京市場でも半導体関連や電子部品関連など値がさ株中心に売りが先行。日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面もあるなどTSMCショックの様相を呈する場面もあった。一方、前日に第1四半期の好決算を発表したニデックが年初来高値を更新した。 来週の注目点は日米の金融政策決定会合の結果と国内主要企業の決算だろう。日銀の金融政策決定会合では、政策修正はなく現状維持との見方が今週末にかけて増えてきたようだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利上げは確実で、9月には利上げが停止されるとの見方が大半。このため、結果を見極めてから動いても遅くはないと考える向きが多く、模様眺めムードの強い展開が続くだろう。また、来週主要企業の決算発表が予定されている。ニデックのように好調な結果となるのかどうかも確認したいところである。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,649
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+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17