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利食い優勢ながら日経平均の33000円接近での押し目買い意欲の強さを確認【クロージング】

2023/7/5 16:05 FISCO
*16:05JST 利食い優勢ながら日経平均の33000円接近での押し目買い意欲の強さを確認【クロージング】 5日の日経平均は続落。83.82円安の33338.70円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。前日の米国市場は独立記念日で休場だったことから海外投資家の資金流入が細るなか、見送りムードが広がった。また、日経平均は33年ぶりの高値圏に位置しているため、短期的な過熱感を指摘する向きも多く、利益確定の流れが優勢となった。個別では、月次売上高が7カ月ぶりに前年実績割れと不振だったファーストリテ<9983>が一時3%を超える下落となったことが、指数の重荷となっていた。ただし、心理的な節目の33000円を割り込まなかったことから、押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、海運、医薬品、保険など17業種が上昇。一方、精密機器、陸運、銀行、小売など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、アドバンテス、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ファーストリテのほか、テルモ<4543>、信越化<4063>、HOYA<7741>が軟調。 日経平均の下げ幅は一時380円を超えた。また、この日発表の6月の財新による中国サービス業購買担当者指数(PMI)が53.9と、5月の57.1から低下し、景気減速への懸念から中国などアジア市場が軒並み値を下げていることも嫌気された。とはいえ、日銀の金融緩和姿勢の継続、コロナ禍からの経済活動再開に伴う景況感の改善など日本株を後押しする好材料は多く、売り急ぐ流れにはならなかった。 5日の米国では、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表される。年内2回の追加利上げの可能性が示唆された背景にどのような議論があったのか、注目したいとの声が多い。なお、上場投資信託(ETF)の決算を控え、分配金捻出に伴う換金売りが懸念されるところだが、短期的な需給悪化要因と割り切り、株価水準が切り下がったところでの押し目買いを入れるきっかけとして捉えておきたい。 《CS》
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4063 東証プライム
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時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4543 東証プライム
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
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6367 東証プライム
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
7741 東証プライム
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-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17