マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 5:16:01
15,328,846
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

大野芳政:株価レーティングの目標株価の乖離が大きいほど良いと思っていませんか?【FISCOソーシャルレポーター】

2023/7/3 17:00 FISCO
*17:00JST 大野芳政:株価レーティングの目標株価の乖離が大きいほど良いと思っていませんか?【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「大野芳政」氏(ブログ:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年7月1日10時に執筆 証券アナリストの大野芳政と申します。 私は過去に投資顧問でアナリストをしていましたが、今は一般企業に勤めるごく普通のサラリーマンです。一般の会社員なら、本業をしながら副業として株式投資でお小遣いを稼ぐことを夢見る方も多いのではないでしょうか。しかし、サラリーマン投資家は日中、相場を見ることができないという大きなハンデがあります。でも、発想を転換すると、それが武器にもなるのです。相場を見ることができないということは、値動きに一喜一憂しなくて済むということです。トレーダーが失敗する理由は、値動きに感情が支配されてしまうことです。なので、銘柄選びをしっかりすれば、あとは機械的に売買することで自然と資産は増えていくのです。 銘柄選びの秘訣はずばり需給を読むことです。特に機関投資家の動向を読むことが肝要です。彼らはアナリストレポートの株価レーティングをもとに投資銘柄を選定します。つまり、株価レーティングを分析すれば、必然的に儲かる銘柄が発掘できるのです。 私は投資顧問で勤務していた頃から、玉石混交のアナリストレポートから「玉」を見分けることが得意でした。その経験を活かして、少しでもサラリーマン投資家の皆様のお力になれるような情報を発信していきます。 -------------------------------------------------------------------------------- おはよしまさ(/ω\) 突然ですが、皆さんの夢ってなんですか?株で大儲けしたい、起業したい、配当だけで生活したい・・・など色々あると思います。夢や目標を大きく持つのは大事です。しかし、それ以上に大切なのは、株で大儲けしたお金で何をするのか、起業して何をしたいのかというように、夢を叶えて何をしたいのか、何のために夢を叶えたいのかという目的が大事だと思うのです。 こうした目的が明確であれば、それに賛同する協力者が現れるかもしれません。また、残念ながら夢が叶わなかったとしても、目的が変わらなければ、違う夢や目標で目的を果たすことができます。皆さんは何のために夢を叶えたいのか、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。 さて、私はアナリストレポートで、株価と目標株価の乖離率に着目しています。通常、「買い」や「強気」の株価レーティングが付与されている銘柄について、株価と目標株価の乖離は+10~20%程度が一般的です。 しかし、ごくまれに乖離率が+40%だったり、大きいものになると+100%だったりすることもあります。アナリストだって予想を外したくないはずです。自身の評価に対するリスクを考慮すれば、目標株価を少しずつ引き上げていく方が無難です。にもかかわらず、最初からこれだけ乖離が大きい目標株価を設定するのは、自信の表れとも言っても過言ではないのです。 では、乖離率が大きければ大きいほど良いのでしょうか。そういうわけでもないようです。株式投資に絶対はないので、企業分析のプロであるアナリストの判断といえどもすべてを鵜呑みにするのは危険です。私が分析した結果、乖離が大きすぎると逆効果であり、株高は短命に終わってしまう傾向が多く見られました。高値掴みになるのもこのパターンが多いようです。デイトレなどでうねりを取りたい方はそれでよいかもしれませんが、特に相場を見れないサラリーマン投資家の方にはリスクが高すぎます。 ここだけの話、私が中長期的なパフォーマンスが良いと着目している乖離率は+30~+40%程度です。ただし、レポートの内容によっては、+50~+70%程度でも推奨するときがあります。 また+10%程度の小さな乖離の場合でも、証券会社各社が高頻度で小刻みに目標株価を引き上げているものは、長期的な上昇を描くことがあります。このような日中相場が見れないサラリーマン投資家でも簡単に実践できる株価レーティングの攻略法は私のnoteで発信していますので、ぜひ「大野芳政  note」で検索してみてください。 今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。 〇東海東京調査センター クレディセゾン<8253> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価1,720円→2,500円三和油化工業<4125> 新規OUTPERFORM(強気) 目標株価5,300円 〇岩井コスモ証券 ハピネット<7552> B+→A 目標株価2,100円→2,500円 東映<9605> 新規A 目標株価21,100円 そんな中、今後1~2週間程度で面白そうだと、私が気になった銘柄はミマキエンジニアリング<6638>です。いちよし証券が6月27日付けで投資判断「A」を据え置き、フェアバリューを1,200円→1,600円に引き上げたことが伝わっています。 レポートでは、2022年以降にリリースした新製品寄与が一層本格化するなか、ラインアップの拡充という独自要因と、デジタル化進展という市場要因が重なれば、中期成長性は想定以上に高まる可能性もあるとしています。同証券では、24年3月期の経常利益は前期比+18.8%の45億円と会社計画の38.6億円を大きく上回ると予想。続く25年3月期も同+31.1%の59億円と2ケタ増益が続くとしています。 株価はこのところ上昇モメンタムを強め、高値圏で過熱感がある水準です。しかし、同証券の目標株価に対する乖離は+70%程度と上値余地があります。前述のように乖離率が大きすぎると短期的には不安定な動きになりがちですが、レポートの内容がしっかりしていることから押し目を拾ってみても面白いのではないかと私は注目しています。 ---- 執筆者名:大野芳政 ブログ名:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』 《TY》
関連銘柄 5件
4125 東証スタンダード
2,000
11/22 15:10
-52(%)
時価総額 8,636百万円
産業廃棄物の再資源化、高純度溶剤等の化学品事業、潤滑油・加工油等の自動車事業、エンジニアリング事業を展開。愛知県刈谷市に本社。有機溶剤廃液収集量で国内トップ。希少金属等のマテリアルリサイクルを推進。 記:2024/08/29
6638 東証プライム
1,538
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 49,278百万円
産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、フルカラー3Dプリンタ等の製造・販売を行う。長野県東御市に本社。海外売上高比率は7割超。25.3期は国内やアジア・オセアニア、欧州で販売拡大見込む。 記:2024/06/24
7552 東証プライム
3,910
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 94,036百万円
大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。トレカや専門店増のカプセルトイが好調。映像音楽事業は収益伸長。ソニーと映像の包括ライセンス契約。配当性向4割。 記:2024/09/18
8253 東証プライム
3,680
11/22 15:30
+216(%)
時価総額 682,438百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
9605 東証プライム
5,910
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 436,424百万円
映画の企画・製作、「相棒」などテレビドラマの制作等を行う映像関連事業が主力。テレビ朝日HDが筆頭株主。映画興行、催事関連事業、観光不動産事業等も展開。実写・アニメ映像事業の強化・拡大等に取り組む。 記:2024/08/10