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売り先行、下落の反動から押し目を拾う動きで下げ渋る【クロージング】

2023/6/26 16:11 FISCO
*16:11JST 売り先行、下落の反動から押し目を拾う動きで下げ渋る【クロージング】 26日の日経平均は3営業日続落。82.73円安の32698.81円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。米国やユーロ圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)が下振れしたため、世界的な景気減速への懸念から売られた米国市場の流れを受けて、取引開始直後に32392.72円まで下げ幅を広げる場面があった。ただ、円相場が1ドル=143円台半ばと円安傾向が続いていることが相場を下支えする形となり、売り一巡後は輸出関連株がプラスに転じると日経平均も切り返し、前場中盤には32884.73円と上昇に転じた。午後に入ると、様子見ムードが広がり、前週末の終値を挟んでのもみ合い展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、海運、化学、金属製品、鉱業など17業種が上昇。一方、電気ガス、卸売、銀行、証券商品先物など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、味の素<2802>、トヨタ<7203>、安川電<6506>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>が軟調だった。 朝方は前週末の米国株の下落を受けて、指数寄与度の高い値がさ株中心に売りが先行し、日経平均の下げ幅は一時400円近くに迫る場面があった。ただ、「官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)がJSR<4185>を約1兆円で買収することを検討している」と伝わったことで、同社株が制限値幅いっぱいまで買われたほか、今回の買収が実現すれば、半導体材料関連企業にもプラスに働くとの見方もあり、信越化や東応化<4186>なども上伸するなど個別材料株に投資資金集まった。 東京市場は新たな材料待ちの状況に陥っている。先週末と本日の下落で目先的な過熱感は解消しつつあるものの、海外投資家の買いの勢いも依然と比べるとトーンダウンしており、このまま外国人買いが続くのか見極めたいとの声が多い。また、欧州中央銀行(ECB)フォーラムが28日までの日程で開催される。欧州版のジャクソンホール会合と位置づけられるだけに関係者の注目は高いと言える。各国の金融政策の動向次第では日本と米欧の金利差拡大から一段と円安が進む可能性があり、外為市場の動きには注意が必要だろう。 《CS》
関連銘柄 10件
2802 東証プライム
5,722
9/27 15:00
+62(%)
時価総額 3,072,691百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
4063 東証プライム
6,343
9/27 15:00
+284(%)
時価総額 12,839,012百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
4186 東証プライム
3,646
9/27 15:00
+96(%)
時価総額 465,959百万円
化学薬品メーカー。微細加工技術や高純度技術をコアに、エレクトロニクス機能材料や高純度化学薬品を製造、販売する。半導体用フォトレジストで世界シェアトップ。23年12月期は急速な市況の冷え込みが影響した。 記:2024/04/14
6506 東証プライム
5,164
9/27 15:00
+232(%)
時価総額 1,377,187百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6857 東証プライム
7,209
9/27 15:00
+309(%)
時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
+25(%)
時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,769
9/27 15:00
-59(%)
時価総額 10,988,634百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10