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ハイテク株買いと高値警戒感からの利食い売りが交錯【クロージング】

2023/6/15 16:06 FISCO
*16:06JST ハイテク株買いと高値警戒感からの利食い売りが交錯【クロージング】 15日の日経平均は5営業日ぶりに小反落。16.93円安の33485.49円(出来高概算15億6000万株)で取引を終えた。連騰による高値警戒感から利食い売りが先行して始まり、日経平均は取引開始直後に33386.01円まで水準を切り下げた。ただ、前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを引き継いだほか、円安進行も手掛かり材料となるなか、日経平均は前場中盤にかけてプラスに転じた。後場に入ると、欧州勢とみられる先物買いなどに上げ足を速め、一時33767.13円まで水準を切り上げる場面があった。その後は利食い売りと押し目買いが交錯するなか、前日の終値近辺での展開だった 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、証券商品先物、海運、その他金融など18業種が上昇。一方、医薬品、小売、パルプ紙など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、TDK<6762>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>が軟調だった。 注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り利上げ見送りが決まった。ただ、FOMCメンバーによる今年の政策金利見通しは年内0.25%の利上げ2回を織り込む水準に切り上がった。これを受け、東京市場も朝方は利益確定売りが先行して始まった。一方、利上げ長期化による日米金利差拡大観測から1ドル=141円台へと円安が進んだため、輸出関連株などに投資資金がシフトし、相場全体を支える格好となった。また、海外投資家による日本株再評価の動きは長期化するとの見方から日経平均の上昇基調は不変との声も多く、全般は底堅い展開となっていた。 目先的には米国で今夜発表される米週間新規失業保険申請件数を確認したいとの声が聞かれる。というのも、前週に大きく増加した流れが今週も続くのならば、7月に利上げ再開が警戒されるからだ。当面は米国の経済指標をにらみながらの動きとなろう。一方、海外投資家の買いについては、今年度に入り、良好なパフォーマンスを達成しているだけに、日本株への資金配分を引き上げる動きが広がりつつあり、外国人買いは続くとの見方が大半だ。買い余力についても30兆円以上あると試算されており、今後も相場のけん引役となりそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4523 東証プライム
6,655
5/20 15:00
-124(%)
時価総額 1,973,653百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4568 東証プライム
5,531
5/20 15:00
±0(%)
時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
24,775
5/20 15:00
-330(%)
時価総額 7,261,899百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6762 東証プライム
7,448
5/20 15:00
+186(%)
時価総額 2,895,574百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,520
5/20 15:00
-20(%)
時価総額 4,229,253百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,312
5/20 15:00
-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10