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米国株見通し:底堅い値動きか、金利低下なら買戻し

2023/6/12 13:43 FISCO
*13:43JST 米国株見通し:底堅い値動きか、金利低下なら買戻し (13時30分現在) S&P500先物      4,308.50(+3.75) ナスダック100先物  14,580.25(+24.00) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。 9日の主要3指数は続伸。失速しながらもプラスを確保し、ダウは43ドル高の33876ドルと4日連続で上値を伸ばした。具体的な手がかりが乏しいなか、翌週の重要イベントを見極め動意の薄い値動きとなった。13-14日の連邦公開市場委員会(FOMC)での引き締め見送りの観測から全般的に売りは縮小。長期金利の上昇は抑制され、主力ハイテクのほか消費や景気敏感なども買いを集めた。指数はおおむね前日終値を上回り、小幅高を維持した。 本日は底堅い値動きか。原油相場の軟調地合いを受け、エネルギー関連は売りが先行しよう。ただ、今週注目の消費者物価指数(CPI)やFOMCを控え、積極的に動きづらい展開に。CPIは連邦準備制度理事会(FRB)の物価目標上限を上回る見通しで、インフレ抑止の方針が意識される。今回は利上げ休止も7月は再開が見込まれ、買いは入りづらい。半面、3年債や10年債の入札が好調なら金利安を手がかりに引き続きハイテクが相場を支えるだろう。 《TY》