マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/4 9:48:10
9,667,531
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への買戻しや中小型株での短期的な値幅取り狙いへ~

2023/6/9 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への買戻しや中小型株での短期的な値幅取り狙いへ~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株への買戻しや中小型株での短期的な値幅取り狙いへ ■積水ハウス、1Q営業利益 36.5%減 557億円 ■前場の注目材料:日野自、米で大型EVトラック販売に参入、ノルウェー製電動システム搭載 ■ハイテク株への買戻しや中小型株での短期的な値幅取り狙いへ 9日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが168ドル高、ナスダックは133ポイント高だった。新規失業保険申請件数が急増し、2021年10月以来の高水準となるなど労働市場の軟化を示したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化への懸念が和らいだ。長期金利が低下しハイテク株に買い戻しの動きが見られた。シカゴ日経225先物は大阪比235円高の31835円。円相場は1ドル138円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まりそうだ。本日は先物オプション特別清算指数算出(SQ)となるが、米国市場が上昇した流れもあって、波乱なく通過することになりそうだ。直近の大幅な下げでボリンジャーバンドの+1σ水準までの調整を見せたこともあり、リバウンドが意識される水準であるため、同ラインに沿ったトレンドが継続することになりそうだ。買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、+1σを支持線とした押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 ただし、直近の大幅な下げでセンチメントが冷まされた面はあることから、買い一巡後に上値の重さが意識されてくるようだと、売り仕掛け的な動きが入りやすい面はありそうだ。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすく、薄商いのなかを下に仕掛けてくる場面はありそうだ。 物色としては、米国市場の流れを受けてハイテク株への買戻しが意識されそうである。その他はこう着感が強まりやすい状況のなか、材料のある銘柄での個別対応に向かわせやすいほか、インデックスに振らされにくい中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きが見込まれる。また、生成AIなどテーマ性のある銘柄の一角にも、引き続き資金が向かいやすいとみておきたい。 ■積水ハウス、1Q営業利益 36.5%減 557億円 積水ハウス<1928>が発表した2024年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.8%減の7082.80億円、営業利益は同36.5%減の557.36億円だった。国際事業においては、戸建住宅事業及びコミュニティ開発事業において、前期における住宅ローン金利の急激な上昇に伴い受注残高が減少した影響を受けたが、高品質な住宅等へのニーズは高く受注は回復傾向で推移した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33833.61、+168.59) ・ナスダック総合指数は上昇(13238.52、+133.63) ・シカゴ日経先物は上昇(31835、大阪比+235) ・SOX指数は上昇(3514.32、+37.14) ・VIX指数は低下(13.65、-0.29) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・日野自<7205>米で大型EVトラック販売に参入、ノルウェー製電動システム搭載 ・凸版印刷<7911>新潟工場の設備増強、「FC―BGA基板」生産能力3倍に ・安田倉庫<9324>輸送手配を強化、シンガポール・インドで開始 ・大日印<7912>ニュートレースと提携、ロブロックスに仮想空間 ・アステラス製薬<4503>遺伝子治療薬で米バイオ企業と契約 ・住友商事<8053>米硫酸販売を買収、米南西部の供給網拡大 ・双日<2768>持続可能認証を取得、バイオ製品の管理体制担保 ・ACSL<6232>自己位置推定技術が宇宙へ、JAXAドローンに搭載 ・東レ<3402>土浦工場を増強、車載コンデンサー用フィルムの生産能力1.4倍に ・東亜建<1885>バングラデシュで工事受注、鉄道車両基地を造成 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月マネーストックM3(4月:前年比+2.1%) <海外> ・10:30 中・5月消費者物価指数(前年比予想:+0.2%、4月:+0.1%) ・10:30 中・5月生産者物価指数(前年比予想:-4.3%、4月:-3.6%) 《ST》
関連銘柄 11件
1885 東証プライム
1,059
5/2 15:00
-19(%)
時価総額 95,288百万円
海洋土木会社。港湾建設や海外保全、浚渫、埋立等の海上土木に加え、陸上土木や建築工事、土地開発、建設コンサルタント等も行う。今期3Q累計は売上高と利益が過去最高を更新した。国内土木、建築が大幅伸長した。 記:2024/02/10
1928 東証プライム
3,667
5/2 15:00
+46(%)
時価総額 2,510,733百万円
ハウスメーカー大手。戸建住宅事業や賃貸・事業用建物事業、建築・土木事業等を手掛ける。海外は米豪を開拓。建築事業は採算性が改善。高水準の入居率維持で賃貸住宅管理事業は堅調。24.1期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
2768 東証プライム
4,325
5/2 15:00
+46(%)
時価総額 1,082,548百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
3402 東証プライム
715.2
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 1,166,835百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6232 東証グロース
973
5/2 15:00
-17(%)
時価総額 15,387百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
7205 東証プライム
450.2
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 258,676百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7911 東証プライム
3,683
5/2 15:00
-19(%)
時価総額 1,287,967百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11
7912 東証プライム
4,534
5/2 15:00
-31(%)
時価総額 1,438,366百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8053 東証プライム
4,300
5/2 15:00
+180(%)
時価総額 5,381,760百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
9324 東証プライム
1,368
5/2 15:00
+12(%)
時価総額 41,532百万円
首都圏地盤の倉庫準大手。医療機器・IT物流に強み。24.3期3Q累計は新規取引開始などで倉庫堅調。不動産賃貸も既存施設が安定稼働。だがM&Aに伴う販管費増が利益の重石に。今年3月に愛知県の運送会社を買収。 記:2024/04/12