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押し目買いのタイミングを見極める場面【クロージング】

2023/6/7 16:15 FISCO
*16:15JST 押し目買いのタイミングを見極める場面【クロージング】 7日の日経平均は5営業日ぶりに反落。593.04円安の31913.74円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。前日までの4日間で1600円超上昇するなど、短期的な過熱感が警戒されるなか、利益確定売りが強まった。週末の特別清算指数(SQ)算出日を控えた思惑的な売りも膨らみ、日経平均は前場中盤に32000円を割り込んだ。その後は、押し目買いに下げ幅を縮めたものの、後場中盤には日銀の植田和男総裁が、保有する上場投資信託(ETF)について「処分価格は時価をベースにすることになる」との考えを改めて示したことなどをきっかけに、日経平均は再び下げ幅を広げ安値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、ゴム製品を除く32業種が下落。機械、電機機器、医薬品、精密機器、繊維製品の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、スズキ<7269>、オリンパス<7733>、シャープ<6753>、トクヤマ<4043>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>が軟調だった。 前日の米国市場は、取引材料に乏しい中、主要株価指数は小幅に反発した。ただ、東京市場は前日に約33年ぶりに32500円台を回復するなど急ピッチで上昇してきたため、利益を確保する動きがグロース株や、値がさハイテク株に広がった。先物安を受けた裁定解消売りも加わり、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。また、植田総裁発言をきっかけに、短期筋による機械的な売りが膨らんだ。 日経平均は下落したが、当然の一服で、値幅調整の一環との見方が大半である。足元の市場は板が薄く真空地帯のため、仕掛け的な売買に値動きの荒い展開となってしまうのは仕方の無いことのようだ。また、海外投資家の買いについても、これまではマクロ系ファンドが中心で、ロングターム専門の投資家は、久しぶりの日本株投資となるだけに、足元で調査中のところが多く、今後も海外投資家の買いは継続する可能性は高いとの指摘も聞かれる。目先は値幅・日柄調整を入れながらの展開となりそうで、押し目買いのタイミングを見極める場面と言えそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4043 東証プライム
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時価総額 227,221百万円
化学メーカー。化成品に加え、高純度多結晶シリコン等の電子材料、放熱材料、メガネ関連材料、歯科器材等を製造、販売する。今期3Q累計は半導体関連製品が足踏みとなった一方、セメントや化学品の価格修正が寄与した。 記:2024/04/13
6367 東証プライム
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時価総額 6,474,888百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6753 東証プライム
834.5
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時価総額 542,765百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6857 東証プライム
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5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7269 東証プライム
1,806
5/2 15:00
-11.5(%)
時価総額 3,548,042百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7733 東証プライム
2,256
5/2 15:00
+65(%)
時価総額 2,900,972百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27