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半導体関連株が値を崩し利食い売りが優勢に【クロージング】

2023/5/23 16:00 FISCO
*16:00JST 半導体関連株が値を崩し利食い売りが優勢に【クロージング】 23日の日経平均は9営業日ぶりに反落。129.05円安の30957.77円(出来高概算14億1000万株)で取引を終えた。朝方は一時1ドル=138円台後半まで進んだ円安などを好感して買いが先行して始まり、日経平均は前場中盤には31352.53円まで上げ幅を広げた。ただ、昼休み中に米メディアが「経済産業省が半導体製造装置の輸出規制強化を7月23日に施行する」などと伝えたことをきっかけに指数寄与度の高い半導体関連株が急落したため、日経平均も後場に入りマイナスに転落し、後場取引開始後には30828.73円まで下げ幅を広げる場面があった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の約8割を占めた。セクター別では、パルプ紙、証券商品先物、海運、医薬品など9業種は上昇。一方、輸送用機器、鉄鋼、空運、陸運、その他製品など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、NTTデータ<9613>、トレンド<4704>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>が軟調だった。 前日の米国市場は、米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで金融引き締めの継続に前向きな発言をしたことで、引き締め長期化による景気悪化への警戒が広がり、主要株価指数は下落。しかし、東京市場は外国人投資家の買い継続への期待感が強く、円安進行を背景に自動車株などを中心に値を上げた。また、バイデン大統領は22日、マッカーシー下院議長との会談で、債務上限問題で合意に至らなかったものの、「デフォルト(債務不履行)は選択肢にない」などと語ったことから、合意への期待感が広がったことも買い安心感につながり、投資家心理の好転に寄与したようだ。しかし、午後に入り、半導体関連株が値を崩したことから、利益を確保する売りが優勢となったようだ。 日経平均は反落となったが、直近で2000円近く上昇していただけに、当然の一服との見方が多い。また、半導体製造装置の輸出規制に関する報道も、利食い売りを出すきっかけに使われたに過ぎないとの見方が多い。このところの日経平均の上昇スピードが速かっただけに買い遅れている投資家も少なくなく、株価水準が下がれば押し目を拾う動きもみられ、日経平均が大きく値を崩すまでには至っていない。 《CS》
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4704 東証プライム
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ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6,835
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時価総額 11,591,887百万円
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6367 東証プライム
21,725
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時価総額 6,367,902百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
13,040
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6857 東証プライム
5,040
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-349(%)
時価総額 3,861,492百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
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時価総額 59,011,308百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
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時価総額 16,573,184百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9613 東証プライム
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時価総額 3,478,901百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
41,790
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時価総額 13,298,456百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27