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海外投資家の買いが続き1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復【クロージング】

2023/5/17 16:10 FISCO
*16:10JST 海外投資家の買いが続き1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復【クロージング】 17日の日経平均は5営業日続伸。250.60円高の30093.59円(出来高概算14億2000万株)と2021年9月28日以来約1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復して取引を終えた。為替市場での円安進行や海外投資家の買いが継続していることなどから、ハイテク関連株を中心に買われた。日経平均は続伸して始まり、前場中盤には3万円の大台を回復。目先的な達成感から上げ幅を縮める場面も見られたが、3万円を上回っての底堅さが見られるなか、後場半ばには30115.32円まで上げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の約過半数を占めた。セクター別では、パルプ紙、空運、保険、陸運、銀行など17業種が上昇。一方、海運、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、テルモ<4543>、ファナック<6954>、オリンパス<7733>、安川電<6506>が軟調だった。 前日の米国市場は、4月小売売上高や米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて追加利上げ観測が強まり、金利高を警戒した売りに押され、主要な株価指数は下落した。しかし、米国市場の下落影響は限定的となるなか、指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する展開。また、「岸田首相が18日にも、海外の大手半導体メーカーの首脳らと官邸で面会し、国内への積極的な投資や日本企業との連携を要請する」と伝わったこともあり、その恩恵を受けることが期待された半導体関連株に値を上げる銘柄が目立っていた。さらに、市場では「上場投資信託(ETF)を通じて米国の個人投資家などの資金が日本株に流入している」との指摘も聞かれ、投資家心理は大きく改善している。 東京市場は短期的な相場の過熱感は否めないものの、日経平均は上昇基調が続いている。6月末まで配当金の支払いが続き、その総額が9兆円を超えるとされ、配当の再投資が期待されている。また、ソフトバンクGやレーザーテック<6920>などの値がさ株には、昨年11月の高値を付けて以降、調整局面を強いられる銘柄が多かったが、6カ月間の信用取引の絶対期日が明けたことから需給が軽くなっていることも材料視されている。目先は利食い売りをこなしながら、3万円台を固める展開となりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4543 東証プライム
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時価総額 4,059,913百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
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時価総額 7,358,627百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6506 東証プライム
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6857 東証プライム
5,540
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時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 4,070,327百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,597
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時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7733 東証プライム
2,541.5
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+56(%)
時価総額 3,268,095百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10