マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 22:04:46
9,271,211
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

決算を受けた個別物色の動きが強まりプラスに転じる【クロージング】

2023/4/27 16:09 FISCO
*16:09JST 決算を受けた個別物色の動きが強まりプラスに転じる【クロージング】 27日の日経平均は小幅に反発。41.21円高の28457.68円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。米金融不安の再燃などを警戒して下落した米国市場の流れを引き継ぐ格好から売りが先行して始まった。日経平均は前場中盤に向けて28241.67円まで下げ幅を広げた。前日に大幅な減益予想を発表したアドバンテス<6857>が一時10%超える下げとなったことも投資マインドに悪影響を及ぼし、他の半導体関連株にも売りが波及する動きも見られた。一方で、ファナック<6954>、キヤノン<7751>、日東電工<6988>、デンソー<6902>など市場予想を上回る決算を発表した銘柄などには投資マネーが流入し、相場を支える格好となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、銀行、輸送用機器、鉄鋼、ゴム製品など22業種が上昇。一方、証券商品先物、空運、倉庫運輸、陸運など10業種が下落し、サービスが変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、日東電工、ソニーG<6758>、ファナック、ダイキン<6367>が堅調だった半面、アドバンテス、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>が軟調だった。 前日の米国市場は、ファースト・リパブリック・バンクの救済について、「米政府は現時点では消極的である」との報道が伝わると、金融不安への懸念から銀行株中心に売られ、NYダウ、S&P500はともに下落した。この流れを受けて、東京市場でも証券株など金融セクター中心に売りが続き、日経平均の下げ幅は一時150円を超えた。しかし、メタ・プラットフォームズなど米テック企業の堅調な決算を映して、時間外取引での米株先物が値を上げているため、今夜の米国市場の反発期待が相場を支え、引けにかけて買い戻しの動きが優勢となった。 日経平均は小幅に反発となった。投資家の関心は本格化している企業決算に移っており、2024年3月期の増益予想を示す企業などには投資マネーが流入している。このため、決算を受けた個別物色の動きが目先的には強まりそうで、相場全般は方向感の定まらない展開が続きそうだ。一方、本日から日銀の金融政策決定会合が開催されている。政策変更への期待は後退しているものの、植田総裁就任後初の会合となるだけに、どのような発言が出てくるのか見極めたいと考える投資家が多い。 《CS》
関連銘柄 9件
6367 東証プライム
20,040
10/4 15:00
-45(%)
時価総額 5,874,005百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,974
10/4 15:00
+109(%)
時価総額 5,343,263百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,134.5
10/4 15:00
-18(%)
時価総額 6,727,474百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,388.5
10/4 15:00
+20(%)
時価総額 1,688,099百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
4,843
10/4 15:00
+41(%)
時価総額 6,459,414百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17