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米金融システム不安を受けてセンチメントを冷ます格好【クロージング】

2023/4/26 16:09 FISCO
*16:09JST 米金融システム不安を受けてセンチメントを冷ます格好【クロージング】 26日の日経平均は3日ぶりに反落。203.60円安の28416.47円(出来高概算11億株)で取引を終えた。米地銀で大規模な預金流出が判明したため、金融不安の再燃を警戒して下落した米国市場の流れを受けて、東京市場でも金融株中心に幅広い銘柄に売りが先行して始まった。円相場が一時1ドル=133円台半ばまで円高が進んだことも買い手控え要因になった。また、決算発表を控えているファナック<6954>、アドバンテスト<6857>が弱い値動きだったことも様子見に向かわせた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、建設、食料品、不動産、鉱業の4業種が上昇。一方、銀行、証券商品先物、機械、電気機器、海運、保険など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、コナミG<9766>、大和ハウス<1925>、アサヒ<2502>、電通G<4324>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス、ファナック、エムスリー<2413>、第一三共<4568>が軟調だった。 前日の米国市場は、この日発表されたコンファレンスボードによる4月の消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことも響き、米景気への先行き不安を高める要因となった。その後、時間外取引での米株先物が堅調に推移しているため、今晩の米国市場の反発への期待から売り一巡後は押し目を拾う動きがみられ、下げ幅を縮める場面も見られた。個別では、イオン<8267>が子会社化すると発表したいなげや<8182>がストップ高まで買われたほか、海外の金融不安などの悪影響を受けにくい内需株に投資家の矛先が向かい、建設株などに値を上げるものが目立っていた。 東京市場は短期的な過熱感が高まっていただけに、目先的な調整は意識されていたものの、米金融不安の再燃による売りが相場全般に冷や水を浴びせる形になった。また、個人に人気の高かったispace<9348>が大量の売り注文にストップ安まで売られ、目先は調整が続きそうで、個人の投資マインドにも影響を及ぼしそうだ。今後本格化する決算を受けた選別色が一段と強まろう。 《CS》
関連銘柄 13件
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
1,605
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4324 東証プライム
3,744
11/22 15:30
-17(%)
時価総額 1,011,498百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8182 東証プライム
1,207
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 63,172百万円
東京多摩地区中心に食品スーパーマーケット「いなげや」をチェーン展開。1900年創業。ネットスーパーの強化図る。U.S.M.Hが株式交換で同社を完全子会社化へ。同社株は24年11月28日付けで上場廃止予定。 記:2024/07/04
8267 東証プライム
3,608
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 3,145,905百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9348 東証グロース
521
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 48,604百万円
月面開発事業を展開。顧客の荷物を月周回軌道・月面まで輸送するペイロードサービスが中核。パートナーシップサービス、データサービス等も。「HAKUTO-R」ミッション2を最速で24年12月に打ち上げへ。 記:2024/10/05
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25