トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
NYダウ
11/22
44,296.51
+888.04
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 9:46:27
15,161,506
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
上げ渋るユーロ・ドル相場【フィスコ・コラム】
2023/4/23 9:00
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*09:00JST 上げ渋るユーロ・ドル相場【フィスコ・コラム】 ユーロ・ドル相場が約1年ぶりの高値圏に浮上も、心理的節目の1.10ドル付近でもたついています。年内の米利下げ観測によりドル安に振れれば、ユーロは同水準で定着の見通し。ただ、欧州中央銀行(ECB)の利上げ余地は縮小し、上値の重さが目立ちます。 2023年のユーロ・ドルは主にECB当局者のタカ派的な見解とドルの弱含みで緩やかに押し上げられ、2月初旬に1.10ドルをワンタッチ。その後、ユーロの利益確定売りに押されて失速したほか、米中堅行の倒産でリスクオフのドル買いに下押しされます。クレディ・スイスの経営破たんを受け、域内金融機関への連鎖を懸念したユーロ売りが優勢となり、一時1.05ドル付近に下げました。 4月に入ってユーロは上昇基調に転じ、昨年4月以来1年ぶりの高値となる1.107ドル台に一時浮上したものの、1.10ドル台の定着に失敗。それでも底堅さが目立つのは、債券市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ観測が広がり始め、ドル売りに振れやすい地合いが継続しているためです。一方、ECB当局者は5月4日の理事会に向け、0.50ポイントの大幅利上げ維持の可能性に言及し、ユーロをサポート。 FRBの政策についてはインフレ沈静化や米国経済の減速懸念で、今後も利下げ観測によるドル売り圧力がユーロを支える要因となりそうです。ユーロの先行きに関しては、金融不安は払しょくされていないものの、過度な警戒感が和らいだことで強い売り圧力は後退。そうした中、域内ではインフレ鈍化の見通しと基調インフレ率鈍化の進行、金融政策の効果、の3条件を満たしているかが焦点になります。 ユーロ圏はインフレ沈静化により、実体経済への悪影響は弱まりつつあります。ドイツのプラス成長見通しは好材料と言えるでしょう。ただ、経済指標をみると、ユーロがさらに水準を切り上げられるようには思えません。例えば消費者信頼感指数は昨年9月の最悪期からは改善したものの、大幅なマイナス。4月28日の1-3月期域内総生産(GDP)が前回を下回れば、回復一服感からユーロ売りが見込まれます。 一方、主要産油国の減産を受け、NY原油先物(WTI)は1バレル=80ドル付近と高値圏での推移が続いています。原油相場が堅調ならインフレも高止まり、ユーロ圏経済にとっての好材料にはなりにくいでしょう。昨年は1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)を割り込む場面もありました。足元はそんな状況を脱したとはいえ、本格回復には至っていません。今後大台に定着しても、一段の上昇は抑制されるとみます。 (吉池 威) ※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 《YN》
関連記事
4/22 17:09 FISCO
来週の相場で注目すべき3つのポイント:日米企業決算、日銀金融政策決定会合、欧米1-3月期GDP
4/22 17:00 FISCO
株ブロガー・さなさえ:強いモノこそ生き残る!個別株物色に見る時代のトレンド【FISCOソーシャルレポーター】
4/22 14:19 FISCO
為替週間見通し:伸び悩みか、年内米利下げの可能性残る
4/22 14:18 FISCO
新興市場見通し:週末にかけては手仕舞い売りに注意、IPOは2社
4/22 14:17 FISCO
米国株式市場見通し:主要ハイテク企業や地銀決算に注目