マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/20 2:11:31
10,379,990
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米国の景気悪化懸念が和らぎ、景気敏感株を中心に買われる【クロージング】

2023/4/18 16:03 FISCO
*16:03JST 米国の景気悪化懸念が和らぎ、景気敏感株を中心に買われる【クロージング】 18日の日経平均は8営業日続伸。144.05円高の28658.83円(出来高概算10億1000万株)と終値ベースで3月9日以来の年初来高値を更新して取引を終えた。米景気後退への過度な警戒感が和らいだことを背景に上昇した前日の米国市場の流れを受けて、幅広い銘柄に買いが先行して始まった。連騰に伴う高値警戒感から利食い売りに伸び悩む場面もあったものの、外国人投資家などによる日本株の見直し買いに対する期待感が根強く、日経平均は後場中盤に28698.22円まで上げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、水産農林、その他製品、情報通信、小売など26業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、非鉄金属など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>が軟化した。 前日の米国市場は、チャールズ・シュワブの予想を上回る決算が安心感につながったほか、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は10.8と市場予想(マイナス15)も上回り、主要株価指数はそろって上昇した。これを受け、銀行や鉄鋼、紙パルプなど景気敏感株を中心に買われた。また、午前11時に発表された中国の1-3月期GDPが前年同期比4.5%増加し、市場予想(4.0%増)を上回ったことも支援材料になったほか、「景況感の改善を背景に海外投資家が世界の景気敏感株とされる日本株に買いを入れ始めている」との声も聞かれた。一方、「半導体の受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が2023年の設備投資を280億-320億ドルに引き下げる計画」と、海外メディアが伝えたことで、半導体関連株の弱い値動きが重荷となった。 米景気の底堅さから投資家心理が一段と好転し、ヘッジファンドなどの先物買いが加わったことが株価上昇の要因だろうとみている。目先的にはこの流れが続く可能性があり、持たざるリスクが一段と意識されることになるのかが注目される。ただし、日米ともに主力企業の決算発表が本格化してくるため、積極的な物色は手控えられやすい。しばらくは先物需給などに振らされやすい相場展開になりそうだ。 《CS》
関連銘柄 7件
4063 東証プライム
5,840
5/17 15:00
-90(%)
時価総額 11,820,878百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4543 東証プライム
2,723.5
5/17 15:00
-71.5(%)
時価総額 4,059,913百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
25,105
5/17 15:00
-115(%)
時価総額 7,358,627百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,332
5/17 15:00
+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27