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個人投資家・有限亭玉介:割安「低PBR」株が人気化ならば好業績期待を狙いたい【FISCOソーシャルレポーター】

2023/3/14 19:00 FISCO
*19:00JST 個人投資家・有限亭玉介:割安「低PBR」株が人気化ならば好業績期待を狙いたい【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年3月6日14時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 PBR1倍割れ、ROE8%以下のような企業には東証から指導が入る可能性があるとして、該当する企業の自社株買いや増配を見込んだ物色が入っているようです。上場に相応しくない企業としての烙印を押されるのは、どの企業も嫌でしょうからねぇ。 何らかの事情で一時的に監理銘柄リストに載るならまだしも、上場廃止になるわけにはいきませんので企業は株主と向き合って「企業価値向上」へ向けた対応に迫られる事になるでしょう。割安で良い銘柄だと思ったら、買ってからうんともすんとも言わず低空飛行を続ける銘柄など初心者の頃はよく掴んでしまいましたなぁ。 世界中の投資家の懸念である米金利の上昇もグロースからバリューの流れを生み、低PBRの銘柄が注目されやすい要因になっております。3月のFOMCでも加熱し過ぎている実体経済を冷ます為に、米FRBは利上げせざるを得ないとの予想が有力です。そうなれば、バリュー買いの流れは利上げが落ち着くまでは継続するのではないでしょうか。 「1倍割れの低PBR銘柄」と言っても、フィルターにかければかなりの数に登ると思われます。全く人気化しない放置されている割安銘柄を買っても仕方ありませんので、なぜPBR1倍割れになっているのか銘柄ごとの見極めをしっかり行いたいところですな。東証の指導を機に、生まれ変わる企業もあるかもしれませんねぇ…。 さて、まずは低PBRの代表格のような立ち位置である日本製紙<3863>です。2月末には新聞用紙の値上げを発表すると、業績改善へ向かうとの期待から好感されました。23年3月期の業績はあまり良いとは言えませんが、24年3月期がどうなるか監視中。短期資金が流入して下値を切り上げております。 3月に入り昨年来高値を更新した三協立山<5932>も、PBRが0.25倍程度の低PBR銘柄となっているようです。アルミ建材大手の同社は原材料価格の高騰など外部環境は厳しいものの、23年5月期は5円の増配を実施しており株主還元の姿勢は強いと見ております。原材料コストが落ち着けば、自社株買いや増配の可能性もあるか注視です。 タングステンなど超硬合金の工具・金型の製造を手掛ける冨士ダイス<6167>は、2月27日の上方修正発表後に窓を開けて動意しました。23年3月期で最終利益が4期ぶりの最高益となった同社は、増配も併せて発表しております。それでもPBRは1倍割れです。 半導体や電子機器を扱う商社の協栄産業<6973>は、業績も好調です。チャート(日足)も75日線を下値に底堅い推移となっております。2月末には株主優待制度の新設が好感されて急動意すると、昨年来高値を更新しました。PER・PBRともに割安水準です。 鮮やかな上昇トレンドに乗っているカノークス<8076>は、2月24日の配当修正で増配を発表しました。PBRは1倍を割る低水準でありながら、配当利回りは高水準です。鉄鋼商社として鋼材価格の高騰が気になりますが、業績は堅調に推移しております。 最後は産業機械や工作機械向け厚板を手掛ける中部鋼鈑<5461>です。同社も25日線を下値に素晴らしい上昇トレンドとなっております。1990年のバブル期に記録した高値を更新するなど、どこまで下値を切り上げるか監視中です。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
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大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
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厚鋼鈑専門の電炉。プラント工事や厨房用フィルタレンタル、物流も。24.3期3Q累計は危険物倉庫やレンタルが堅調。だが厚鋼板の需要が足踏み。製造コスト増も利益の重石に。1株配60円下限に配当性向35%目安。 記:2024/03/12
5932 東証プライム
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ビル用・住宅用アルミ建材メーカー。店舗什器なども。欧州、タイ、中国にアルミ形材の生産拠点。24.5期上期は店舗什器の需要が回復。価格改定やコスト削減も進む。新湊東工場(富山県)のアルミ押出ラインを増設へ。 記:2024/03/09
6167 東証プライム
671
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 13,420百万円
超硬合金製を中心とした耐摩耗工具・金型の専業メーカー。超硬合金製工具・金型の国内シェアは30%。耐摩耗性に強み。顧客との共同開発も展開し、次世代自動車への対応に注力。顧客の生産地変更で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
6973 東証スタンダード
2,581
4/26 15:00
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時価総額 8,244百万円
半導体や電子機器、産業機械を扱う専門商社。プリント配線板の製造も事業領域。システム開発事業は増収。建設系ITソリューションや電力会社向け受託ビジネスが伸びる。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/07
8076 東証スタンダード
1,934
4/26 15:00
-6(%)
時価総額 21,475百万円
鉄鋼専門商社。鋼板や鋼管、コラム、条鋼、特殊鋼等を扱う。自動車向けに強みを持つ。農・園芸用資材や建築関連製品も提供する。自動車分野は堅調。コスト上昇分の価格転嫁等もあり、24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/10