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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極め、相対的な日本株の強さが意識される可能性も~

2023/3/10 8:59 FISCO
*08:59JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極め、相対的な日本株の強さが意識される可能性も~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の底堅さを見極め、相対的な日本株の強さが意識される可能性も ■積水ハウス、23/1通期 営業利益 13.6%増 2614億円 ■前場の注目材料:日清紡HD、燃料電池セパレーター増産計画上乗せ、25年めど年1000万枚 ■売り一巡後の底堅さを見極め、相対的な日本株の強さが意識される可能性も 10日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが543ドル安だった。新規失業保険申請件数が増加したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が後退し買いが先行した。その後、バイデン米大統領が24年会計年度(23年10-24年9月)の6.9兆ドル規模の予算案を発表、富裕層や法人の増税が含まれることを嫌気して売りに転じた。さらに、暗号資産関連のシルバーゲートキャピタルに続き、商業銀行サービスを提供するSVBファイナンシャル・グループの急落で、地銀などの含み損拡大が明らかになりつつあり、金融株を中心に下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物は大阪比370円安の28000円。円相場は1ドル136円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。SQに絡んだ商いも加わることから、朝方は下へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。ただし、SQ値は下で決まることから、売り一巡後はSQ値が支持線として機能する格好から、幻のSQといった形での下げ渋りが見られるかが注目されよう。そのため、まずは売り一巡後の底堅さを見極めるなか、様子見姿勢が強まりそうである。 また、米国では雇用統計の発表を控え、FRBによる利上げ加速への警戒は根強いだろう。ただし、昨日の米国市場の下落はSVBファイナンシャル・グループが60%を超える急落となるなど、金融株の下落が相場全体のセンチメントを冷ます格好だった。日本の金融株へも売りが波及する流れが警戒されることから、相対的にTOPIX型の弱さが意識されそうである。そのため、全般弱含みながらも、ハイテク株などの底堅さが意識される可能性はありそうだ。 そのほか、SQ通過後は期末を意識した配当志向の物色に向かわせやすい。米VIX指数の上昇で積極的な売買は手控えられやすいものの、金融株が総じて軟調ななかで底堅さがみられてくるようだと、相対的な日本株の強さが意識される展開も期待したいところだ。日経平均は売り先行ながらも、ボリンジャーバンドの+2σ辺りでの底堅さが見られるようだと、足もとのリバウンド基調は継続するだろう。 ■積水ハウス、23/1通期 営業利益 13.6%増 2614億円 積水ハウス<1928>が発表した2023年1月期業績は、売上高が前期比13.1%増の2兆9288.35億円、営業利益は同13.6%増の2614.89億円だった。様々な高付加価値提案等の事業戦略を推進。各ビジネスは順調に進捗し、次年度以降の業績に寄与する受注が堅調に推移した。第5次中期経営計画3ヵ年の業績は、策定時の計画を大きく上回る結果となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28623.15、+178.96) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・日清紡HD<3105>燃料電池セパレーター増産計画上乗せ、25年めど年1000万枚 ・大日本印刷<7912>5年で事業投資3900億円、半導体関連など重視 ・トヨタ<7203>都内で販売店首脳会議、電動化で結束呼びかけ ・トヨタ<7203>デンソーと福島で水素循環実証、今月中旬開始 ・丸紅<8002>「空飛ぶクルマ」商用運航、関西地域で25年開始 ・豊田通商<8015>カーペイを子会社化、中古車オンライン輸出拡大 ・双日<2768>双日など、ベトナムに牛肥育農場・食肉加工工場を建設、現地最大級 ・日産自<7201>HV車両コストをガソリン車並みに、EVと主要部品共用 ・東レ<3402>X線検査で世界最高分解能、セル方式蛍光体パネル開発 ・日本製紙<3863>バイオマス発電に国産チップ拡大、北海道材などリスク回避 ・出光興産<5019>DICとバイオマスポリスチレン製造検討、CO2を80%超削減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・08:30 1月家計支出(前年比予想:-0.1%、12月:-1.3%) ・08:50 2月国内企業物価指数(前年比予想:+8.4%、1月:+9.5%) <海外> 特になし 《NH》
関連銘柄 11件
1928 東証プライム
3,497
3/29 9:19
+63(%)
時価総額 2,394,336百万円
ハウスメーカー大手。戸建住宅事業や賃貸・事業用建物事業、建築・土木事業等を手掛ける。海外は米豪を開拓。建築事業は採算性が改善。高水準の入居率維持で賃貸住宅管理事業は堅調。24.1期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
2768 東証プライム
4,007
3/29 9:19
+31(%)
時価総額 1,002,952百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
3105 東証プライム
1,226
3/29 9:19
+12.5(%)
時価総額 207,341百万円
紡績名門。無線・通信機器やマイクロデバイス、ブレーキ材料、精密機器、化学品、繊維、不動産など事業領域多岐。日立国際電気の子会社化でAI画像認識や最先端無線通信を活用。ブレーキ事業好調で23.12期は確保。 記:2024/02/29
3402 東証プライム
743.6
3/29 9:19
+18(%)
時価総額 1,213,169百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
3863 東証プライム
1,183
3/29 9:19
+14(%)
時価総額 137,530百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
5019 東証プライム
1,040.5
3/29 9:19
+7.5(%)
時価総額 1,549,642百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
7201 東証プライム
605.1
3/29 9:19
+7.9(%)
時価総額 2,553,955百万円
大手自動車メーカー。三菱自動車、ルノーとの3社でアライアンスを構築し、部品やプラットフォームの共通化を推進。グローバル小売台数は増加。中国は伸び悩むが、北米販売が好調。24.3期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/08
7203 東証プライム
3,821
3/29 9:19
+15(%)
時価総額 62,339,565百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7912 東証プライム
4,680
3/29 9:19
+58(%)
時価総額 1,484,683百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8002 東証プライム
2,629
3/29 9:19
+18.5(%)
時価総額 4,517,179百万円
総合商社大手。食料、農業関連、電力に強み。24.3期上期は米穀物ガビロン売却で売上減。金属、農薬・肥料の市況安も響く。だが電力、自動車関連などが好調。通期最終益計画を上方修正。総還元性向30~35%目安。 記:2024/01/14
8015 東証プライム
10,265
3/29 9:19
-65(%)
時価総額 3,634,395百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09