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米株高を背景にリスク選好ムードが台頭、2カ月半ぶりに28000円台を回復【クロージング】

2023/3/6 16:06 FISCO
*16:06JST 米株高を背景にリスク選好ムードが台頭、2カ月半ぶりに28000円台を回復【クロージング】 6日の日経平均は大幅続伸。310.31円高の28237.78円(出来高概算10億9000万株)と昨年12月14日に付けた戻り高値28195.69円を突破して取引を終えた。前週末の米国市場でハイテク関連株中心に買われた流れを受け、半導体や電子部品など値がさ株中心に買い優勢スタート。日経平均はギャップアップから28000円を回復して始まり、前場終盤にかけては28288.62円まで上げ幅を広げる場面もあった。ただ、心理的な節目を回復したことによる目先の達成感や日米の重要イベントを前に積極的に上値を買い上がる雰囲気にもならず、28200円台での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200に迫り、全体の6割超を占めた。セクター別では、精密機器、海運、電気機器、卸売など26業種が上昇。一方、鉱業、パルプ紙、保険など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、TDK<6762>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、中外薬<4519>、キッコーマン<2801>、トレンド<4704>が軟化した。 前週末の米国市場は、2月の米ISM非製造業景況感指数が55.1となり、市場予想(54.5)を上回り、米景気の堅調さが確認された半面、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測を強めるほどの内容ではないとの受け止めが多く、米長期金利の上昇が一服。ハイテク関連株中心に買われた。この流れを引き継ぎ、東京市場でもリスク選好ムードが台頭。海外ヘッジファンドなどの短期筋による先物買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時350円を超えた。また、中国では前日から全国人民代表大会(全人代)が開催され、中国の追加の景気対策への期待感も底流にあり、景気敏感株や中国関連株にも値を上げる銘柄が目立っていた。 今週は7日と8日に、パウエルFRB議長が上下院で議会証言を行うほか、9~10日かけては、黒田東彦総裁による最後の日銀金融政策決定会合、10日には米雇用統計など日米で重要イベントが控える。米国では、足元で強い経済指標が相次いでいるだけに、今後の金融政策運営についてどのような見解を示すのか見極めたいほか、黒田総裁の最後の決定会合での政策修正への思惑もくすぶっているだけに、会合の結果を見定めたいと考える向きも多く、今週は上値の重さが意識される場面が多くなりそうだ。 《CS》
関連銘柄 11件
2801 東証プライム
1,901.5
7/26 15:00
-32(%)
時価総額 1,843,345百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4063 東証プライム
6,304
7/26 15:00
+74(%)
時価総額 12,760,071百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4519 東証プライム
6,264
7/26 15:00
+238(%)
時価総額 10,517,619百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,628
7/26 15:00
+29(%)
時価総額 1,965,646百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4568 東証プライム
5,658
7/26 15:00
-138(%)
時価総額 11,016,318百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4704 東証プライム
7,227
7/26 15:00
+49(%)
時価総額 1,017,540百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6762 東証プライム
9,584
7/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,725,991百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,505
7/26 15:00
-203(%)
時価総額 4,217,760百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
27,625
7/26 15:00
-1,385(%)
時価総額 13,028,862百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
40,850
7/26 15:00
+720(%)
時価総額 12,999,328百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,174
7/26 15:00
-191(%)
時価総額 15,806,380百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17