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新興市場見通し:外部環境と需給の悪化で個人の含み損益を懸念

2023/2/25 15:13 FISCO
*15:13JST 新興市場見通し:外部環境と需給の悪化で個人の含み損益を懸念   ■米10年債利回りの上昇基調を警戒 今週の新興市場は3週続落。米リッチモンド連銀のバーキン総裁が0.25ptの利上げに支持を表明したことで大幅利上げの懸念が緩和するなか、週初は小幅ながら買い戻しが先行。しかし、その後は週末まで下落が続いた。米2月サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想以上に改善し、大幅に上昇した米長期金利がリスク回避の売りを強めた。また、週末は米1月個人消費支出(PCE)コアデフレーターの発表を前にした警戒感から手仕舞い売りが広がった。なお、週間騰落率は日経平均が-0.22%だったのに対して、マザーズ指数は-2.25%、東証グロース市場指数は-2.00%だった。 時価総額上位銘柄は週間で軒並み下落しており、フリー<4478>が-11%、弁護士ドットコム<6027>が-9.5%、FPパートナー<7388>が-8.0%、BuySell Technologies<7685>が-7.9%、アイドマホールディングス<7373>が-7.9%、ANYCOLOR<5032>が-7.0%、などとなった。週間騰落率ランキングでは、メタバース関連のリリースや持株会社体制への移行の発表などを材料に人気化した東京通信<7359>が+60%と急伸。トヨタ自動車<7203>が米国で電気自動車(EV)の生産を開始するとの報道を契機に日本電解<5759>も動意づき、+31.7%と上昇した。 ■米PCE上振れで投資家心理は一段と悪化、新たにIPO7社承認 来週の新興市場は軟調な展開か。今週末に発表された米1月PCEコアデフレーターは前月比及び前年比で予想を上回り、伸び率も共に12月から拡大した。インフレ懸念が改めて強まっている。遅行性のある住居費(家賃などから構成)の影響で高く出やすい消費者物価指数(CPI)と比べて、PCEは家賃の影響を受けにくいにもかかわらず、今回のPCEコアが大きく予想を上振れ、モメンタムも加速してしまった意味合いはかなりネガティブだ。再び騰勢を強めている米10年債利回りが4%を超えてきた場合には、昨年10月に付けた4.3%を更新する可能性も考えられ、今後も金利動向に神経質な地合いが続きそうだ。 また、今週末は次期日本銀行総裁候補である植田和男氏の衆議院での所信聴取が総じて無難に消化されたにもかかわらず、大きく買い戻された日経平均に対して新興株は軟調だった点も気掛かり。 2月第3週(13-17日)に信用買い残が増加した上位銘柄のうち、メディネット<2370>、エクサウィザーズ<4259>、アライドアーキテクツ<6081>、シェアリングT<3989>、神戸天然物化学<6568>、トレンダーズ<6069>などは今週(20-24日)の株価が軟調に推移している。特にエクサウィザーズ、アライドアーキテクツ、イーディーピー<7794>などは直近にストップ安も挟んでおり、個人投資家の含み損益の悪化が懸念される。日経平均やTOPIXが25日線や75日線などの主要移動平均線上を維持している一方、マザーズ指数が25日線、75日線を下回ってきていることも弱さを示唆している。米国でのインフレ懸念の再燃で投資家心理が悪化していることもあり、目先の新興株には慎重なスタンスが求められよう。 個別では、25日線上を維持し、上場日以降の株価推移に安定感のあるところでmonoAI<5240>、スマートドライブ<5137>、FIXER<5129>、サンクゼール<2937>、サンウェルズ<9229>、M&A総合研究所<9552>、ELEMENTS<5246>などに注目したい。なお、今週はArent<5254>など新たに7社の新規上場が承認されている。 《FA》
関連銘柄 23件
2370 東証グロース
45
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 11,318百万円
医療機関向けに特定細胞を製造。臨床用・治験用細胞の受託加工も。東京医科歯科大学と新規免疫療法に関する共同研究契約を締結。受託料の価格改定等でCDMO事業は増収。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/03/04
2937 東証グロース
2,080
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 18,387百万円
加工食品製造・販売。「サンクゼール」や「久世福商店」、「KUZEFUKU&SONS」を展開する。店舗販売やEC、卸売を行う。今期3Q累計は商品価格の値上げにより販売が堅調も、人件費や運搬費等が増加した。 記:2024/03/07
546
4/26 15:00
-22(%)
時価総額 11,919百万円
日常生活の困りごとを解決するサイト「生活110番」を運営する。電機や水道、インターネットなど、専門業者を中心とする約6400の加盟店と提携、専門業者と顧客をマッチング。今期1Qは主力ジャンルが好調だった。 記:2024/04/12
4259 東証グロース
448
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 36,493百万円
AIプラットフォームを提供。独自AIアルゴリズムに強み。業種特化のAIソフト開発も。24.3期3Qは1Q末に買収したスタジアムが上乗せ。AI製品の利用数も拡大して4割超の増収に。ただ投資先行の状況が継続。 記:2024/03/11
4478 東証グロース
2,755
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
5032 東証プライム
2,185
4/26 15:00
+16(%)
時価総額 136,171百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
5129 東証グロース
1,702
4/26 15:00
+102(%)
時価総額 24,276百万円
米マイクロソフト社のクラウド基盤などを活用したシステム構築や運用サービスにより、顧客のクラウド移行を支援。プロジェクト型サービスは売上伸び悩む。SaaSは売上苦戦。24.8期1Qはリセール売上が増加。 記:2024/02/03
5137 東証グロース
1,631
4/26 15:00
+27(%)
時価総額 9,851百万円
法人向けクラウド車両管理システムを提供。リース会社や保険会社などにOEM供給も。海外はマレーシアを軸に開拓。契約社数は1330社超と2桁増。リカーリング売上高は過去最高。24.9期1Qは2桁増収。 記:2024/04/07
500
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 4,962百万円
メタバースサービス会社。メタバースプラットフォーム「XRCLOUD」を展開。ゲーム開発で培った通信やAI技術に定評。23.12期通期はXRイベントサービスの売上が2桁増。24.12期は2桁増収計画。 記:2024/02/25
5246 東証グロース
796
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 18,435百万円
デジタル個人認証サービスを提供。行動解析サービスの開発にも取り組む。24.11期は個人認証の伸長を想定。EBITDAの黒字化を目指す。ケアネットと業務提携し、先方のヘルスケア分野向け広告会社を2月に買収。 記:2024/03/13
5759 東証グロース
1,211
4/26 15:00
+28(%)
時価総額 10,848百万円
大手車載電池用銅箔メーカー。車載電池用や5G回路基板用などの電解銅箔を展開。車載電池用銅箔市場で国内トップシェア、北米でも首位級。パナソニックが主要顧客。IRA法の影響による輸出減で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
6027 東証グロース
2,929
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 65,252百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6069 東証グロース
1,114
4/26 15:00
+9(%)
時価総額 8,485百万円
美容業界向けSNSマーケティング支援に強み。美容医院向けDX支援や専売品開発も。今年2月の資本業務提携でアイスタイルが筆頭株主に。24.3期3Q累計は将来を睨んだSNS美容メディアへの投資が利益の重石に。 記:2024/04/12
6081 東証グロース
269
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 3,817百万円
自社開発のSaaS型マーケティングツールの提供等を手掛ける。デジタル人材ビジネス等も。23.12期通期は国内SaaS事業が増収。LetroSolutionは単価向上続く。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/04/15
6568 東証グロース
1,398
4/26 15:00
-7(%)
時価総額 10,876百万円
有機化学品研究開発会社。医療やバイオ、機能性材料の分野で研究や開発、量産の支援を行う。研究用試薬の販売も。医薬事業は2桁増収。バイオ事業では量産ステージ製品の販売が堅調。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/23
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7359 東証グロース
516
4/26 15:00
-13(%)
時価総額 5,098百万円
スマホ向けアプリの運営等を手掛けるメディア事業が主力。電話占い等のプラットフォーム事業、メタバース事業等も。メディア事業は収益貢献のアプリ運用本数が増加。営業外収益増。23.12期通期は経常黒字転換。 記:2024/03/05
1,733
4/26 15:00
-14(%)
時価総額 26,329百万円
中小企業の営業や業務を支援する法人向けサービスを展開。在宅ワーク特化の求人サイト等も手掛ける。業務効率化の支援等の育成図る。営業支援は売上堅調。24.8期1Qは2桁増収。販管費の増加等が収益面の重し。 記:2024/01/28
7388 東証プライム
5,090
4/26 15:00
+20(%)
時価総額 117,070百万円
複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店「マネードクター」を展開。FPによる無料相談に強み。営業社員の純増数は過去最高。保険契約見込顧客数は15万130件と増加。増収効果等で23.11期通期は大幅増益。 記:2024/02/02
2,759
4/26 15:00
+29(%)
時価総額 39,978百万円
出張訪問買取サービスを展開。主に着物や宝飾品、ブランド品を扱う。買い取った商品はECなどで販売。海外販路の開拓等で収益性向上図る。出張訪問数は18万4946件と増加。23.12期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/27
7794 東証グロース
1,100
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 14,435百万円
人工ダイヤモンド宝石(LGD)製造用種結晶が主要製品。ダイヤモンドの人工合成技術に強み。半導体向け単結晶基板や光学部品用素材なども事業領域。量子デバイス開発用ダイヤモンド単結晶基板を投入。3Q累計は一服。 記:2024/03/31
9229 東証グロース
2,273
4/26 15:00
+44(%)
時価総額 80,055百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9552 東証プライム
4,905
4/26 15:00
-30(%)
時価総額 282,803百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10