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次期日銀総裁報道を受けた円安を材料に買いが先行【クロージング】

2023/2/6 16:05 FISCO
*16:05JST 次期日銀総裁報道を受けた円安を材料に買いが先行【クロージング】 6日の日経平均は4営業日続伸。184.19円高の27693.65円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。「政府が日銀の黒田東彦総裁の後任人事ついて、雨宮正佳副総裁に就任を打診したことが分かった」と国内メディアが報じたことで、金融緩和政策が継続されるのではないかとの思惑が広がり、円相場が一時1ドル=132円台半ばへと円安が進んだため、輸出関連株中心に幅広く買われ、日経平均は前引け間際に27821.22円まで上げ幅を広げた。ただし、磯崎仁彦官房副長官など政府関係者から、雨宮氏に日銀総裁打診との一部報道について「そのような事実はない」などとする発言が出たことから、円相場が一時1ドル=131円台前半へと円安が一服したこともあり、目先的に利益を確保する動きも見られ、27700円前後での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、鉱業、石油石炭、海運、不動産など27業種が上昇。一方、銀行、電気機器、空運、サービスの6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、三菱商<8058>、デンソー<6902>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、エーザイ<4523>、ソニーG<6758>が軟化した。 前週末の米国市場は、1月の雇用統計が市場予想を上回る強い結果だったほか、1月のISM非製造業景況指数も大きく改善したため、米金利が上昇。主要株価指数は下落した。ただ、米金利上昇を背景に日米金利差拡大観測から円安傾向にあったため、自動車や機械などを中心に値を上げる銘柄が目立った。また、日銀の次期総裁関連報道を受けて、仮に金融政策が修正されるにしてもマイルドな修正にとどまるとの見方が広がり、短期筋による先物買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時300円を超える場面もあった。 米国では、次回3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までにはまだ2回のCPIなどのインフレ指標の発表が控えており、インフレの鈍化傾向が継続して示されるのか確認する必要があるだろう。国内でも、物価の高騰が続くなか、金融政策の正常化へ向けた動きは不変とみる向きも多い。また、本格化する国内企業の決算を見ても、通期業績予想を下方修正するところが多く、先行きの業績を慎重に見ている投資家は少なくない。目先は戻り売りをこなしながらの展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,757
4/26 15:00
-29.5(%)
時価総額 8,689,457百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
8015 東証プライム
9,670
4/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,423,731百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,529
4/26 15:00
+32(%)
時価総額 15,218,749百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,380
4/26 15:00
+33(%)
時価総額 10,092,308百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27