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前場に注目すべき3つのポイント~米メタやAMDなど、大型テック株やハイテク株の決算評価が支援材料に~

2023/2/2 8:33 FISCO
*08:33JST 前場に注目すべき3つのポイント~米メタやAMDなど、大型テック株やハイテク株の決算評価が支援材料に~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米メタやAMDなど、大型テック株やハイテク株の決算評価が支援材料に ■住友化、23/3下方修正 営業利益 ゼロ←1150億円 ■前場の注目材料:関西電力、EV充電設備の共有実証、11社参画でプラットフォーム構築へ ■米メタやAMDなど、大型テック株やハイテク株の決算評価が支援材料に 2日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅さが意識されそうである。1日の米国市場はNYダウが6ドル高だった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)は、市場の予想通り0.25%の利上げを決定した。追加利上げを示唆したため、NYダウは一時500ドル超下落する場面も見られた。ただし、パウエルFRB議長が会見でディスインフレの兆候に関し言及するなどタカ派色を弱めたため、金利ピーク達成期待が広がり急速に買い戻され上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の27425円。円相場は1ドル128円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。FOMCを通過したことから、市場の関心はピークを迎えている決算に向かわせよう。米国では前日の取引終了後に予想を上回る決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、12%を超える上昇となった。また、1日の取引終了後に決算を発表したメタプラットフォームズは、決算評価から時間外取引で18%を超える上昇を見せており、大型テック株やハイテク株の決算評価は支援材料になりやすいだろう。 また、日経平均は足もとで27500円処での上値を抑えられる格好が続いているが、日経225先物はナイトセッションで27130円まで下落した後に切り返し、一時27500円を回復する場面が見られた。調整局面では75日線が支持線として機能しており、足もとでのレンジ内での推移を継続していた。FOMCを受けた需給悪化もなく、FOMC通過によって改めて27500円突破を意識したスタンスに向かいやすいと考えられる。ショートは仕掛けづらくなる一方で、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。 もっとも、決算がピークを迎えているなか、積極的には手掛けづらいところではある。そのため、決算が通過した銘柄などを再評価する動きなどが中心になりやすい。米長期金利の低下のほか、大型テック株やハイテク株の決算評価から物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへ資金が向かいやすい。また、足もとではレーザーテック<6920>が決算を受けて大きく売られていたが、26週線を支持線としたリバウンドを見せてくるようだと、センチメント改善に向かわせそうだ。 ■住友化、23/3下方修正 営業利益 ゼロ←1150億円 住友化<4005>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は3兆1800億円から2兆9900億円、営業利益は1150億円からゼロに下方修正した。ロシア・ウクライナ戦争の長期化やロックダウンによる中国経済の停滞等を背景とした世界的な景気後退の懸念から、エッセンシャルケミカルズや健康・農業関連事業において交易条件が悪化する見込み。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27346.88、+19.77) ・NYダウは上昇(34092.96、+6.92) ・ナスダック総合指数は上昇(11816.32、+231.77) ・シカゴ日経先物は上昇(27425、大阪比+115) ・SOX指数は上昇(3073.47、+151.55) ・VIX指数は低下(17.87、-1.53) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・関西電力<9503>EV充電設備の共有実証、11社参画でプラットフォーム構築へ ・住友精密<6355>成長路線へ、半導体関連の生産能力増強も ・豊田通商<8015>ガーナでスズキ「スイフト」生産開始、トヨタ車と混流生産 ・平田機工<6258>熊本・七城工場を増築、EV・半導体関連設備の能力増強 ・ロート製薬<4527>J—ARMと資本業務提携、動物の再生医療で連携 ・三洋化成<4471>生分解性の潤滑油基剤を開発、海洋エネなど向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月マネタリーベース(12月:前年比-6.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 8件
4005 東証プライム
356.9
4/24 15:00
-0.7(%)
時価総額 590,976百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4471 東証プライム
4,160
4/24 15:00
+10(%)
時価総額 97,906百万円
機能化学品メーカー。医療用洗剤や紙おむつ、化粧品の材料、潤滑油添加剤、自動車の内装材料など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計は生活・健康やプラスチック・繊維、環境・住設分野の販売が足踏みとなった。 記:2024/02/07
4527 東証プライム
2,922
4/24 15:00
-61(%)
時価総額 690,112百万円
大衆薬大手。目薬やスキンケア用品、内服薬などを手掛け、OTC目薬やリップクリームで国内首位。機能性食品や再生医療を育成。デジタル医療領域からのアプローチにも着手。主力商品や好調で、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/29
6258 東証プライム
7,080
4/24 15:00
+110(%)
時価総額 76,152百万円
自動車や半導体などの生産設備を製造・販売。自動省力機器も。24.3期3Q累計はEV関連設備が好伸。半導体関連設備の原価率改善も効いて増収増益に。配当性向2割以上目安。今年2月に130億円の大型案件を受注。 記:2024/04/11
6355 東証スタンダード
3,645
3/20 14:59
±0(%)
時価総額 19,380百万円
オゾン発生装置のパイオニア。民間航空機用脚システムや防衛航空機用脚システム、産業用熱交換器、精密油圧機器等も。特別損失のはく落等で、23.3期2Qは最終黒字転換。住友商事のTOB成立で同社株は上場廃止へ。 記:2023/01/10
6920 東証プライム
34,590
4/24 15:00
+740(%)
時価総額 3,261,353百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
8015 東証プライム
9,850
4/24 15:00
+346(%)
時価総額 3,487,461百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
9503 東証プライム
2,365
4/24 15:00
+1(%)
時価総額 2,220,104百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10