マーケット
5/1 15:15
38,274.05
-131.61
37,815.92
-570.17
暗号資産
FISCO BTC Index
5/2 3:58:23
9,330,662
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

高値警戒感やハイテク企業の業績懸念から買い見送りムードが強まる【クロージング】

2023/1/26 16:03 FISCO
*16:03JST 高値警戒感やハイテク企業の業績懸念から買い見送りムードが強まる【クロージング】 26日の日経平均は5営業日ぶりに小幅に反落。32.26円安の27362.75円(出来高概算9億8000万株)で取引を終えた。米国株の戻り歩調を支援材料に日経平均は買い先行で始まり、取引開始直後には心理的な節目の27500円を上回った。ただし、前日までの4営業日で1000円近く上昇したため、高値警戒感が台頭していたことなどから、次第に利益確定売りが増え、後場中盤には27284.08円まで水準を切り下げた。しかし、日米主要企業の決算発表の本格化で業績動向などを確認したいとの見方も多く、積極的な売買を手掛ける向きは少なく、模様眺めムードの強い相場展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が970に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、不動産、精密機器、その他製品など18業種が上昇。一方、海運、石油石炭、電気機器など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、オリンパス<7733>、信越化<4063>、HOYA<7741>、資生堂<4911>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>が軟化した。 日経平均は連騰により1カ月ぶりの高値圏にあり、短期的な過熱感が意識された。また、米半導体製造装置大手ラム・リサーチが25日発表した決算で、1-3月期業績予想が市場予想に届かず、時間外取引で2%近く下落したことをきっかけに、半導体関連株などに売りが波及したほか、円相場は1ドル=129円前半と、やや円高に振れていることもあり、自動車や機械など輸出株もマイナスに転じる銘柄が増え、日経平均の下げ幅は一時100円を超える場面もあった。 市場の関心は、国内外のハイテク企業などの決算に加え、米国で今夜発表される2022年10-12月期の国内総生産(GDP)速報値だ。今後の景気後退入りに向けた鈍化が示されるかが焦点との見方が多く、市場予想(前期比年率で2.9%)を下回らなければ、ソフトランディングへの期待感が高まり、ドル高を伴って米国株も上昇することが想定される。また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げはほぼ織り込まれており、経済指標次第では、為替相場が大きく振れる可能性もあるだけに、為替の動きにも警戒が必要だろう。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
6,074
5/1 15:00
-121(%)
時価総額 12,294,523百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4911 東証プライム
4,354
5/1 15:00
+139(%)
時価総額 1,741,600百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6367 東証プライム
22,035
5/1 15:00
+290(%)
時価総額 6,458,767百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
13,100
5/1 15:00
+15(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
7,161
5/1 15:00
+77(%)
時価総額 2,783,996百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,142
5/1 15:00
+146(%)
時価総額 3,939,641百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7733 東証プライム
2,191
5/1 15:00
-9.5(%)
時価総額 2,817,389百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7741 東証プライム
18,435
5/1 15:00
-35(%)
時価総額 6,656,436百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,940
5/1 15:00
-180(%)
時価総額 16,478,857百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9984 東証プライム
7,789
5/1 15:00
-126(%)
時価総額 13,420,089百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10