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日銀会合後の急伸の反動安が継続、米国景気の悪化懸念は重荷【クロージング】

2023/1/19 16:03 FISCO
*16:03JST 日銀会合後の急伸の反動安が継続、米国景気の悪化懸念は重荷【クロージング】 19日の日経平均は3日ぶりに反落。385.89円安の26405.23円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では低調な経済指標などを背景に主要な株価指数が下落したほか、為替も円高方向に振れていたため、売り優勢の相場展開だった。日経平均は後場中盤にかけて下げ幅を広げ、一時26368.97円まで下押しした。ただし、市場の関心は再び米国の景気情勢に移っており、今月末から開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)までは動きづらいと考えている投資家が多く、売りが一巡した後は26400円前後とこう着感の強い相場展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、空運、小売を除く31業種が下落し、輸送用機器、保険、鉱業、銀行、ガラス土石などの下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、資生堂<4911>、バンナムHD<7832>、ソニーG<6758>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、TDK<6762>が軟調だった。 前日の米国市場は、昨年12月の小売売上高と鉱工業生産が低調で、地区連銀総裁からタカ派発言も出たため、景気後退への懸念から売りが優勢となった。NYダウは1.81%安、ナスダックが1.24%安となった。また、為替相場も1ドル=127円台後半へと円高が進んだことも相場の重荷になったとみられる。加えて、前日の日銀の金融政策決定会合の結果について、関係者からは「金融機関に国債購入の原資を低金利で貸し付ける共通資金担保オペを拡充したのは、金融機関が日銀に代わって国債を大量購入して金利上昇を抑え込む狙いがあるとみられ、こうした弥縫策が継続されれば『日本売り』を誘発しかねないと警戒する声も聞かれた。 日経平均は反落したが、「日銀会合後の株価上昇は少々過剰だったようで、本日はその反動安場面だ」との受け止める向きが多い。米国の景気動向を確認するうえでも。今夜発表される1月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、ボストン連銀のコリンズ総裁やブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の講演内容を見極める必要がありそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
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時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
3,142
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
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+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17