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前場に注目すべき3つのポイント~模様眺めムードは強まりやすいが、決定会合を前に買戻しの動きも~

2023/1/17 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~模様眺めムードは強まりやすいが、決定会合を前に買戻しの動きも~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:模様眺めムードは強まりやすいが、決定会合を前に買戻しの動きも ■ホギメディ、3Q営業利益 5.5%増 50.64億円 ■前場の注目材料:トヨタ、23年の世界生産最大1060万台、1割程度下振れリスク ■模様眺めムードは強まりやすいが、決定会合を前に買戻しの動きも 17日の日本株市場は、重要イベントを前に、こう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はキング牧師記念日で休場。世界経済に対する楽観的な見方やインフレが抑制されつつある兆候を背景に、欧州市場は上昇した。日経225先物のナイトセッションは日中比100円高の25870円とこう着ながら底堅い値動きで推移した。円相場は1ドル128円50銭台で推移しており、前日から1円ほど円安に振れている。 米国市場が休場だったことから手掛かり材料に欠けることになろうが、米国では米連邦準備理事会(FRB)の利上げ減速観測が強まっているなか、休場明けにはゴールドマン・サックスなど主要企業の決算を控えており、決算が波乱なく通過するようだと、足もとでのリバウンド基調が一段と強まる可能性があり、日本株の支援材料となる。 もっとも、市場の関心は今日からの日銀の金融政策決定会合の結果であろう。日銀が先月に続いてさらに金融政策を修正するのではないかという見方を背景に、10年国債金利は上昇圧力が強まっているほか、前日の円相場は一時1ドル127円前半まで円高に振れていた。先月の波乱展開を受けて、追加的な金融緩和策の修正に動く可能性は低いとみられるものの、結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすい。 一方で、市場では日銀の政策修正を相当織り込んでいると考えられる。円相場は前日から若干ながら円高修正の動きが見られているほか、政策修正が見送られれば、欧米市場の足もとでの強い動きが支援材料となる可能性もあるが故に、金融政策決定会合の結果を前に、いったんはポジションをニュートラル方向に修正する動きは意識されやすいところだ。そのため、先物主導でリバランスの動きが入りやすいと考えられ、相対的に弱い値動きを見せていた日経平均型の買戻しの動きが意識されよう。 そのほか、物色の流れとしては、全体としてはリバランス中心のなかでこう着感が強まりやすいため、中小型株や個別に材料の出ている銘柄などでの短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせそうだ。 ■ホギメディ、3Q営業利益 5.5%増 50.64億円 ホギメディ<3593>が発表した2023年3月期3Q業績は、売上高が前年同期比6.2%増の295.35億円、営業利益は同5.5%増の50.64億円だった。医療安全と顧客の業務効率化に資する製品の提案を積極的に展開したことなどにより売上高が伸長した。新型コロナウイルス感染者が増加した期間には、医療関係者向けの高機能マスクなどの需要が急増したことに加え、他社製品の供給不安からへの引き合いが増えたことなどにより、これらの製品の売上が大きく伸長した。 ■前場の注目材料 ・大阪夜間の日経先物は上昇(25870、+100) ・1ドル=128.50-60円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・トヨタ<7203>23年の世界生産最大1060万台、1割程度下振れリスク ・キヤノン<7751>御手洗会長「国内回帰、高付加価値品生産に注力」 ・住友電工<5802>モロッコでワイヤハーネス増強、1000人雇用・新拠点検討 ・ユアサ商事<8074>竹中と建設現場のCO2可視化、排出量計測システム開発 ・エーザイ<4523>アルツハイマー薬「レカネマブ」、日本で承認申請 ・コマツ<6301>国内建機を追加値上げ、来月から平均10% ・東洋合成<4970>千葉工場に120億円投資、先端半導体材の生産能力1.8倍 ・長瀬産業<8012>子会社の生化学品事業を統合、グループ中核に育成 ・ライオン<4912>ベトナムに本格参入、一般医薬の現地社に36%出資 ・丸紅<8002>シンガポール社と戦略提携、ASEANで商用EV事業加速 ・ジェイテクト<6473>軸受け開発期間3分の1に、eアクスルに活用 ・三菱重<7011>タイでアンモニア混焼発電へ、事業化調査で覚書 ・ダイキン<6367>EV向けエアコン冷媒を27年供給、鹿島に試験設備 ・積水化<4204>米に放熱材料の新工場、EV向けなど需要拡大 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(18日まで) <海外> ・11:00 中・10-12月期GDP(前年比予想:+1.6%、7-9月期:+3.9%) ・11:00 中・12月鉱工業生産(前年比予想:+0.1%、11月:+2.2%) ・11:00 中・12月小売売上高(前年比予想:-9.0%、11月:-5.9%) 《ST》
関連銘柄 15件
3593 東証プライム
4,605
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 103,774百万円
医療用不織布製品や滅菌包装材、各種医療用キット製品などの製造・販売を行う。手術用キット製品「プレミアムキット」が重要戦略製品。製品ポートフォリオの見直し図る。中計では27.3期売上高467億円目標。 記:2024/08/13
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4912 東証プライム
1,784
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
4970 東証スタンダード
6,080
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 49,509百万円
感光性材料事業が主力。フォトレジスト用感光材分野で世界シェアトップクラス。電子材料向け溶剤や香料材料等の製造・販売を行う化成品事業も。25.3期は2桁増収計画。生産能力の増強により、拡大する需要に対応。 記:2024/07/08
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6473 東証プライム
1,086.5
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 372,980百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8012 東証プライム
3,187
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 366,212百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
8074 東証プライム
4,570
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 100,997百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08