マーケット
3/28 15:15
40,168.07
-594.66
39,807.37
+47.29
暗号資産
FISCO BTC Index
3/29 9:12:45
10,709,162
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀の政策修正への思惑から円高が進み、輸出関連株を中心に売りが継続【クロージング】

2023/1/16 16:08 FISCO
*16:08JST 日銀の政策修正への思惑から円高が進み、輸出関連株を中心に売りが継続【クロージング】 16日の日経平均は続落。297.20円安の25822.32円(出来高概算11億4000万株)と5営業日ぶりに26000円を割り込んで取引を終えた。明日からの日銀の金融政策決定会合を前に政策修正への思惑が拭えず、為替市場で約7カ月半ぶりに1ドル=127円台へと円高が進行したため、輸出関連株を中心に売りが優勢となった。日経平均は取引開始後には25748.10円まで下げ幅を広げた。ただし、16日の米国市場がキング牧師の生誕の日で休場となるため、海外勢の動きも鈍く、朝方の売りが一巡した後は模様眺めムードが広がり、25800円前後でもみ合っていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、石油石炭、繊維製品、その他金融、サービスなど6業種が上昇。一方、銀行、海運、非鉄金属、保険、鉄鋼、ガラス土石など26業種が下落し、証券商品先物が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、花王<4452>、味の素<2802>、アステラス薬<4503>、セコム<9735>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が軟調だった。 13日の米国市場は、ミシガン大学が発表した1月の米消費者態度指数(速報値)で消費者が予想する1年先のインフレ率は4%となり、昨年12月の4.4%から低下したことなどから、米国のインフレ圧力の減速傾向が強まり、利上げペースの鈍化への思惑が継続。主要株価指数は続伸した。東京市場では、日銀の政策修正観測から日米金利差縮小を見越し、円高基調が鮮明になっているため、輸出関連株を中心に軟化し、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。一方、円高基調を映して、原材料輸入費用の低減が見込めるパルプ紙など内需関連株や先週末に決算を発表した銘柄などに投資資金がシフトしていた。 市場の注目は日銀の金融政策決定会合の結果とあわせて発表される「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」だ。市場が織り込んでいるイールドカーブコントロール(YCC)の再修正などさらなる政策変更が実施されるのかポイントであろう。展望リポートでは、物価見通しの引き上げが検討されているだけに、大幅に物価見通しが引き上げられれば、円高進行が加速する恐れもある。 《FA》
関連銘柄 9件
2802 東証プライム
5,632
3/28 15:00
-38(%)
時価総額 3,024,361百万円
大手調味料メーカー。アミノ酸技術によるうま味調味料「味の素」や「ハイミー」、「ほんだし」等を製造、販売する。加工食品や冷凍食品、飲料、医薬品向けも手がける。今上期は調味料や食品、冷凍食品が堅調に推移した。 記:2024/01/14
4452 東証プライム
5,656
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 2,686,600百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4503 東証プライム
1,625
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 2,983,260百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4523 東証プライム
6,231
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 1,847,909百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6762 東証プライム
7,392
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 2,873,803百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期2Q累計はコンデンサが増収。セラミックコンデンサは自動車市場向け販売が堅調。センサ応用製品も自動車市場向け販売が増加。 記:2023/12/11
8035 東証プライム
39,260
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 18,516,312百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9735 東証プライム
10,960
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 2,556,968百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
46,710
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 14,864,103百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 0:00
±0(%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10