マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 4:12:04
15,165,407
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:日銀金融政策決定会合など気がかりも、相対的に物色意欲高まりやすいか

2023/1/14 14:06 FISCO
*14:06JST 新興市場見通し:日銀金融政策決定会合など気がかりも、相対的に物色意欲高まりやすいか ■日銀追加政策修正への思惑が上値抑制 今週の新興市場は反発。米12月の雇用統計とISMサービス業景気指数の結果を受けて、インフレ及び金利上昇のピークアウト期待が高まり、週前半は買い戻しが先行した。一方、週後半は下落が続いた。米12月消費者物価指数(CPI)は予想通り鈍化も、予想一致にとどまりサプライズがなかったほか、翌週の日銀金融政策決定会合で追加の政策修正が決定される可能性について報道があり、国内金利上昇への警戒感から利益確定売りが広がった。なお、週間騰落率は日経平均が+0.56%であったのに対して、マザーズ指数は+2.26%、東証グロース市場指数は+2.01%だった。 時価総額上位銘柄では、M&A総合研究所<9552>が+18.8%、JTOWER<4485>が+10.3%、アイドマHD<7373>が+7.6%、GMOフィナンシャルゲート<4051>が+6.7%などと全般買い優勢。週間売買代金ランキングではマイクロ波化学<9227>のほか、昨年12月新規株式公開(IPO)銘柄のmonoAI<5240>、スマートドライブ<5137>などがランクイン。週間騰落率ランキングでは決算が好感されたグッピーズ<5127>(+45.2%)、FIXER<5129>(+42.2%)のほか、子会社のメタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」がみずほ銀行主催のメタバース展示会に採用されたことが材料視されたシャノン<3976>(+40.6%)などが入った。 ■米インフレピークアウト期待は引き続きサポート 来週の新興市場はもみ合いか。今週末に発表された米1月ミシガン大学消費者信頼感指数の1年先期待インフレ率が4%と前月(4.4%)から大きく低下し、市場予想(4.3%)も大幅に下回った。米10年債利回りは13日時点で3.50%と、昨年12月以降のレンジ下限で下げ渋っており、現状からの低下余地は大きくなさそうだが、インフレピークアウト期待は引き続き新興株のサポート要因として機能しよう。 また、米ボストン連銀・コリンズ総裁や米フィラデルフィア連銀・ハーカー総裁に続き、米12月CPIの鈍化を受けて、米アトランタ連銀・ボスティック総裁も0.25ポイントの小幅な利上げを支持し始めており、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止が近づきつつあることも支援要因となりそうだ。 一方、17−18日に開催される日銀金融政策決定会合は気がかりだ。12月会合でイールドカーブコントロール(YCC)の運用見直しをしたのに続き、今会合も追加で政策修正する可能性が高いと一部で報じられている。今後、米国経済の景気後退入りも想定される中、さすがにマイナス金利解除まで踏み切るには時間を要すると考えられるが、YCC撤廃に踏み切れば、2会合連続での政策修正となり、先行きへの警戒感はより意識されやくなる。日銀が追加で政策修正したところで、先進各国の中で圧倒的に金利の低い状況に変わりはないが、市場は不透明感をもっとも嫌う。仮に追加修正がなかったとしても、結局その後の修正への思惑はくすぶり続け、不透明感は晴れにくいだろう。ただ、為替の円高影響がほとんどない新興株は東証プライム市場の輸出企業に比べれば、マイナス影響が小さいと考えられ、大型株を敬遠して新興株の中小型株を物色する機運が高まる可能性があろう。 また、1月10日より、レバレッジ型上場投資信託(ETF)の委託保証金比率が引き上げられた。個人投資家人気の高い日経レバETF<1570>への投資ハードルが高まることで、相対的な観点から個人投資家が新興株への物色意欲を高める可能性もあろう。 個別では、M&A総合研究所<9552>など主力銘柄で持ち直しの動きが見られつつあり、こうした銘柄に着目したい。また、昨年12月IPO銘柄の中ではGENOVA<9341>やNOTE<5243>、property technologies<5527>などチャートが好転してきている銘柄も多いため、新興株物色機運が高まれば、値動きの良さなどから注目される可能性があろう。18日には12月訪日外国人旅客数が公表される予定のため、リオープン・インバウンド関連としてアドベンチャー<6030>、ベルトラ<7048>などにも注目だ。そのほか、1月17日までテクノロジーズ<5248>のブックビルディング(BB)期間が続いている。 《FA》
関連銘柄 16件
3976 東証グロース
448
11/22 15:21
+3(%)
時価総額 1,314百万円
マーケティングオートメーションやマーケティング専用生成AIクラウド、イベント管理システム、メタバースイベントサービスなどを手掛ける。顧客数は700社超。サブスクリプション事業の売上最大化などに注力。 記:2024/08/26
7,000
11/22 15:30
+80(%)
時価総額 58,373百万円
マルチ決済端末ソリューションや組込型決済ソリューション、決済センターソリューションなどを手掛ける。決済デバイスから決済センター、入金業務までワンストップで提供。端末レス決済サービスの強化などを図る。 記:2024/07/08
4485 東証グロース
3,595
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 92,474百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
5127 東証グロース
3,240
5/24 9:00
±0(%)
時価総額 10,896百万円
人材サービス会社。医療や介護、福祉に特化した求人サイト「グッピー求人」、「グッピー新卒」の運営等を行う。ヘルスケア事業は売上堅調。24.8期1Qは増収。メドレーがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/02/26
5129 東証グロース
899
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 13,284百万円
米マイクロソフト社のクラウド基盤などを活用したシステム構築や運用サービスにより、顧客のクラウド移行を支援。企業向けなどクラウド構築・移行が好調。デジタル庁の簡易版電子カルテの設計開発受託。人件費などが重し。 記:2024/10/27
5137 東証グロース
1,856
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 11,609百万円
クラウド型車両管理システム「SmartDrive Fleet」、移動データプラットフォーム「Mobility Data Platform」等を手掛ける。契約社数は1650社超。グローバル展開等に注力。 記:2024/09/02
413
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 5,049百万円
メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の提供を行う。オウンドメディア「メタバース相談室」の運営等も。大日本印刷と資本業務提携。XRコミュニケーション事業における戦略的パートナーシップの強化図る。 記:2024/07/08
5243 東証グロース
487
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 7,484百万円
メディアプラットフォーム「note」、法人向け情報発信SaaS「note pro」を運営。累計会員登録者数は810万人超。公開コンテンツ数は4500万件超。note pro事業は有料契約数が積み上がる。 記:2024/08/19
5248 東証グロース
686
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 11,608百万円
エンタメ映像ソフトウェア開発等のITソリューション事業、人材派遣会社向け管理システム「jobs」等のSaaS事業、再エネソリューション事業を手掛ける。ITソリューション事業ではAI関連の受託開発を強化。 記:2024/10/20
1,198
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 4,976百万円
中古マンションの買取再販中心の中古住宅再生事業が主力。国内最大級の不動産買取ポータルサイト「KAITRY」の運営等も手掛ける。販売契約件数は順調。土地の仕入強化図る。26.11期営業利益28億円目標。 記:2024/10/28
6030 東証グロース
3,865
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 30,839百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
7048 東証グロース
341
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 12,479百万円
国内外の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイト「VELTRA」の運営を行う。約8000社の催行会社と直接契約。1.9万点超の幅広いラインナップが強み。テレビCMでブランド認知度の向上図る。 記:2024/09/03
1,670
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 25,536百万円
セールス・プラットフォームサービスを中心とする営業支援サービスが主力。ママワークス等の人材支援サービス、オンラインMTGツール等も手掛ける。営業支援サービス、人材支援サービスともに受注件数は増加傾向。 記:2024/10/26
9227 東証グロース
723
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 11,427百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。グリーン、ヘルスケア、エレクトロニクスが成長分野。ケミカルリサイクル、鉱山プロセス事業を推進。新領域の開発案件獲得などに注力。 記:2024/10/22
9341 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-51(%)
時価総額 26,126百万円
医療メディア「Medical DOC」の運営等を行うメディカルプラットフォーム事業が主力。医療機関向け自動受付精算機の販売等を行うスマートクリニック事業も。代理店パートナーシップの強化などに注力。 記:2024/08/30
9552 東証プライム
2,144
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 127,167百万円
独立系M&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は製造業、建設業、情報通信業が多い。年間問い合わせ件数は5000件超。M&Aアドバイザーの採用は順調。成約件数は順調に増加。 記:2024/06/17