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NY株式:米国株式市場はまちまち、CPIやパウエル議長講演を前に様子見

2023/1/10 7:26 FISCO
*07:26JST NY株式:米国株式市場はまちまち、CPIやパウエル議長講演を前に様子見   ダウ平均は112.96ドル安の33,517.65ドル、ナスダックは66.35ポイント高の10,635.65で取引を終了した。 最新の雇用統計やISM非製造業景気指数を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが一段と減速するとの見方から買いが続き、上昇スタート。中国経済の再開期待も相場の上昇を支援した。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が依然としてターミナルレート(政策金利の最終到達点)5%以上が必要との見解を主張したため失速。終盤に入り、今週控えているパウエルFRB議長の講演や消費者物価指数(CPI)を警戒した売りからダウ平均は下落に転じた。ナスダック総合指数はプラス圏を保ち、主要株価指数はまちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。 金融のゴールドマンサックス(GS)は想定通り、コスト削減の一環として大規模人員削減が今週実施されるとの関係者の話が報じられ、上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は同社製新型コロナワクチンの値上げ計画を発表し、利益拡大期待から買われた。不動産ウエブサイト運営のジローグループ(Z)はアナリストが同社の投資判断を2段階引上げたことが好感された。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やエヌビディア(NVDA)は、アナリストが同セクターの投資判断を引き上げたためそれぞれ上昇した。一方、ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は第4四半期の利益率見通しを引き下げて下落。ファーストフードチェーンのマクドナルド(MCD)は事業再編を目指した人員削減計画を発表し、下落した。 アトランタ連銀のボスティック総裁は政策金利を5%以上で当面維持することが望ましいとの考えを繰り返した。同総裁は23年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たない。 (Horiko Capital Management LLC) 《YN》