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前場に注目すべき3つのポイント~嫌気売りが強まる流れにはならず、売り一巡後の底堅さを見極め~

2023/1/6 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~嫌気売りが強まる流れにはならず、売り一巡後の底堅さを見極め~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:嫌気売りが強まる流れにはならず、売り一巡後の底堅さを見極め ■ダイセキS、 3Q営業利益 48.9%減 9.3億円 ■前場の注目材料:ダイキン、 EV用新冷媒を量産、大阪・淀川製作所に100億円超投資 ■嫌気売りが強まる流れにはならず、売り一巡後の底堅さを見極め 6日の日本株市場は、売り一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが339ドル安だった。最新の雇用関連指標が軒並み予想を上回り、労働市場のひっ迫継続を示唆したため、利上げが長期化し金利先高観が重しとなった。長期金利の上昇を嫌気した売りにより終日軟調推移となった。ただし、終盤にかけてタカ派として知られるセントルイス連銀のブラード総裁のタカ派色を弱める発言を受けて警戒感が緩和し、下げ幅を縮小して終了。シカゴ日経225先物は大阪比100円安の25680円。円相場は1ドル133円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、円相場が前日から円安に振れて推移するなど円高修正の動きが継続していることもあり、売り一巡後は次第に落ち着きを見せてくる可能性はありそうだ。昨日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する格好となり、朝方は反動が警戒されるものの、あくまで自律反発の状況だったため、嫌気売りが強まる流れにはならないだろう。とはいえ、米雇用統計の発表を控えた米株安への警戒から押し目買いの動きは限られるため、基本的にはリバランス中心の展開が想定される。 なお、ファーストリテ<9983>が発表した「ユニクロ」の2022年12月の国内既存店売上高は、前年同月比16.9%増だった。ファーストリテが日経平均を下支えする可能性があるため、NTショートの巻き戻しの動きが継続することも考えられそうだ。日経平均は昨年10月安値とのダブルボトム形成も意識されやすいところであり、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところだろう。 物色はインデックス主導で不安定ななか、個人主体の中小型株に向かいやすい。物色対象は絞られてきているが、マイクロ波化学<9227>などへの資金流入が見られているほか、直近IPO銘柄などへの物色も意識されそうである。売り一巡後の底堅さが見られるようだと、短期的なリバウンド狙いのトレードに向かわせよう。 ■ダイセキS、 3Q営業利益 48.9%減 9.3億円 ダイセキS<1712>が発表した第3四半期業績は、売上高が前年同期比10.6%減の118.72億円、営業利益は同48.9%減の9.30億円だった。土壌汚染調査・処理事業において、関西の都市再開発整備案件は、第1四半期連結会計期間から堅調に推移したが、岐阜リサイクルセンター及び横浜生麦リサイクルセンターにおける大規模インフラ整備案件は、土壌搬入数量が当初計画よりも少なく、搬入時期が延期となったことにより減収減益。廃石膏ボードリサイクル事業において、廃石膏ボード処理量はグリーンアローズ中部及びグリーンアローズ九州ともに前年同期と比較して増加した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(25820.80、+103.94) ・1ドル=133.30-40円 ・米原油先物は上昇(73.67、+0.83) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・ダイキン<6367>EV用新冷媒を量産、大阪・淀川製作所に100億円超投資 ・三井物産<8031>商社、持続可能な航空燃料「SAF」に熱視線 ・双日<2768>BMW・MINIディーラーのモトーレントーマツ買収、国内で車小売を拡大 ・岩谷産業<8088>米アスペン・エアーUSを買収、産業ガス事業拡大 ・TDK<6762>米Qeexoを買収、産業機器・車向けAI開発基盤提供 ・トヨタ<7203>昨年米新車販売、9%減210万台、半導体不足での減産響く ・千代建<6366>3子会社を合併、EPC・保守を一貫提供 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月実質賃金総額(前月比予想:-2.8%、10月-2.9%) ・08:30 11月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.7%、10月:+1.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
1712 東証スタンダード
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時価総額 20,377百万円
土壌汚染調査・処理事業が主力。廃石膏ボードリサイクル、バイオディーゼル燃料の製造販売、太陽光パネル処理等も手掛ける。価格優位性などが強み。土壌汚染調査・処理事業ではコンサル営業の強化等に取り組む。 記:2024/08/10
2768 東証プライム
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時価総額 693,225百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
6366 東証スタンダード
342
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時価総額 89,031百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6367 東証プライム
18,295
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
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時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
7203 東証プライム
2,664.5
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-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8031 東証プライム
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時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8088 東証プライム
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時価総額 439,447百万円
総合エネルギー事業を主力とする独立系専門商社。LPガス等の供給、水素ガスや産業用ロボット、次世代自動車向け二次電池材料等を手掛ける。コスモエネルギーHDと資本業務提携。カーボンオフセットガスの販売を強化。 記:2024/06/11
9227 東証グロース
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+2(%)
時価総額 11,427百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。グリーン、ヘルスケア、エレクトロニクスが成長分野。ケミカルリサイクル、鉱山プロセス事業を推進。新領域の開発案件獲得などに注力。 記:2024/10/22
9983 東証プライム
49,020
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25