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個人投資家・有限亭玉介:黒田ショックの影響は?円高メリット&底強い株を注視【FISCOソーシャルレポーター】

2022/12/31 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:黒田ショックの影響は?円高メリット&底強い株を注視【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2022年12月26日14時に執筆 米国のインフレが落ち着き始めた矢先に、黒田ショックは予想外でした。日経平均は暴落し、為替も急激に円高へ振れております。これを機にアベノミクスは終焉を迎えてしまうのでしょうか。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 12月20日午後、日銀の黒田総裁がこれまで続けてきた大規模金融緩和策の修正を発表しました。長期金利の変動幅を従来の±0.25%から±0.50%へ変更する旨が報道されると、日経平均は一時800円を超える安値となりました。 多くの投資家が思い描いていた年末年始のプランは崩れ、気分が悪い年越しになるかもしれませんねぇ。頑なに金融緩和を続けてきた黒田総裁が、なぜこのタイミングで方針転換をしたのか様々な政治的憶測が飛び交っています。黒田総裁は「利上げではない」と説明しておりますが、市場関係者で利上げではないと考える人はまずいないでしょうな。 予定通りであれば、次期総裁は日銀出身者で副総裁は財務省と関係の深い人事になると言われております。一矢報いる為に将来行う予定だったYCCレンジの拡大を黒田総裁が今行ったのであれば、新体制に移行後しばらくは行われないとの見方があるようです。いずれにせよ今回の利上げで日本の景気は後退し、2%のインフレ目標は遠のきました。 もし今回のような修正が一回限りだと想定すると、押し目買いを狙う投資家もいるはずです。将来的な見通しは実体経済を見ながら改めて考察する必要がありますが、短期的には海外勢の買いを呼び込む可能性があるか…今回の記事では円高メリットのある底強いチャートの銘柄をチェックして参ります。 業務スーパーの名でお馴染みの神戸物産<3038>は12月15日の決算発表が堅調に推移しております。黒田ショックがあった12月20日には急動意すると、翌日も下値を切り上げました。輸入食品を多く取り扱っている同社ですので、円高メリットを受けるか監視を強めております。 ダンボール最大手のレンゴー<3941>は、6月から上昇トレンドを描いております。直近の決算は増収減益ながらもチャート(日足)の底堅さが目立ちますな。PER・PBRも割安水準であり、原油価格の下落や円高は同社にとって追い風となるか。 こちらもダンボール事業を手掛けるトーモク<3946>は、スウェーデンハウスのブランドで住宅も展開しております。原材料価格の高騰はネガティブですが、10月31日の決算発表ではしっかり増益着地となりました。25日線を上抜いて、下値を切り上げるか監視を強めております。 円高メリット銘柄として直近で物色されたワークマン<7564>は、底値から動意した模様です。円高に振れた事でコスト削減から業績改善へ向かうとの思惑があります。25日線・75日線を上抜いてトレンド転換できるか注視です。 輸入代行通販サイト「バイマ」を運営しているエニグモ<3665>も、円高関連銘柄として思惑があります。同社は2022年を通じて落ち着いた値動きでしたが、金融緩和の修正を機に変化があるかもしれませんねぇ。 最後は8月にIPOしたクラシコム<7110>です。ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営する同社は、12月14日の決算も堅調に推移しております。中国のゼロコロナ政策の緩和も好業績の要因になりました。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 6件
3038 東証プライム
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時価総額 938,174百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート・菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパー事業は業績拡大続く。23.10期通期は2桁営業増益。24.10期は増収増益計画。 記:2024/01/27
3665 東証プライム
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4/26 15:00
+5(%)
時価総額 14,498百万円
ショッピングサイト運営会社。ファッションアイテムの「BUYMA」や旅行サイト、ファッションメディアなどを展開。個人同士のCtoC取引や海外ブランドの取扱いに強み。暖冬で冬物が停滞し、24.1期は足踏み。 記:2024/03/28
3941 東証プライム
1,167
4/26 15:00
+12(%)
時価総額 316,322百万円
段ボール製品国内首位、段ボール原紙で2位。紙器や軟包装、重包装用段ボールなど包装資材に強み。板紙・紙加工関連事業は収益伸長。販売量は減少だが、製品価格の改定などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/25
3946 東証プライム
2,569
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 49,690百万円
総合包装メーカー。段ボール加工専業で国内最大級。スウェーデンハウスや運輸倉庫も事業領域。大手加工食品・飲料メーカが主要顧客。加工食品向け段ボールの販売量増加や製品価格修正効果もあり、3Q累計は営業増益。 記:2024/03/28
7110 東証グロース
1,539
4/26 15:00
-6(%)
時価総額 10,881百万円
北欧の暮らしをイメージした衣料や雑貨・日用品をECで直販。多様なコンテンツを用いた販促に特色。24.7期1QはEC直販が堅調。23年7月に買収した衣料ブランドの貢献や販管費の期ズレもあって二桁増収増益に。 記:2024/02/07
7564 東証スタンダード
3,900
4/26 15:00
-15(%)
時価総額 319,203百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08