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インバウンド関連株など個別物色が強まる【クロージング】

2022/12/27 17:10 FISCO
*17:10JST インバウンド関連株など個別物色が強まる【クロージング】 27日の日経平均は小幅続伸。42.00円高の26447.87円(出来高概算8億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場はクリスマスの振替で休場だった。グローベックスの米株先物が上昇していたため、指数インパクトの大きい値がさ株を中心に買い優勢の展開。中国のコロナ対策緩和により、リオープン関連株への買いが強まった。日経平均は取引開始直後に26620.49円まで上昇したが、クリスマス明け後の海外市場の動向を見極めたいとするムードのなか、その後は26400円台でこう着感が強まっていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300に迫り、全体の約7割を占めた。セクター別では、小売、銀行、空運、サービス、水産農林など26業種が上昇。一方、輸送用機器、電気機器、機械など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>が堅調で、ファーストリテ1銘柄で日経平均を約56円超押し上げた。半面、東エレク<8035>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>が軟調だった。 米株先物が堅調に推移していたため、休み明けの米国市場の値上がりを見越して、買いが先行したほか、短期筋による先物買いも入った。また、中国政府が26日、入国時の隔離義務を来年1月8日に解除すると発表したことで、中国経済の回復への思惑からコンビニや百貨店など小売株に投資資金がシフトした。さらに、「国土交通省は日本上空を飛行できる航空機を2025年春までに1割増やす」と一部で伝わったため航空株や旅行・レジャー関連株にも食指が向かった。一方、朝高で始まった半導体関連株など輸出株がマイナスに転じたため、これが相場全体に影響し、上値を重くしていた。 日経平均は5日線を上回り、心理的な節目である26500円台も一時突破するなど、ようやく買い気が感じられるようになったとの声も聞かれ始めるなど、掉尾の一振に対する期待感が徐々に広がりつつある。ただ、ここから一段と戻りを試すには市場エネルギー不足の感は否めない。また、主要国の中央銀行による金融引き締めが続き、景気が減速するとの懸念は根強いことも積極的な売り買いにつながっていないようだ。今週は本日引け後にJフロント<3086>、スギHD<7649>、明日がクスリのアオキ<3549>、DCM<3050>など小売企業の決算が発表される。これら決算を受けた個別物色の動きが強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
3050 東証プライム
1,447
5/20 15:00
+15(%)
時価総額 227,179百万円
ホームセンター大手。ホーマック、カーマ、ダイキの3社統合で発足。24.2期3Q累計は家電ECが通期化。ただ既存店が振るわず。販管費増も利益の重石に。ケーヨーの完全子会社に伴う特益計上。通期最高純益を計画。 記:2024/02/08
1,456.5
5/20 15:00
+20.5(%)
時価総額 394,079百万円
大手百貨店。傘下に大丸松坂屋百貨店やファッションビル大手のパルコ、博多大丸、ギンザシックスなど。百貨店事業は収益伸長。大丸心斎橋店、大丸京都店はインバウンド売上が堅調。24.2期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/01/27
3,146
5/20 15:00
+29(%)
時価総額 297,605百万円
北陸で最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営する。調剤併設を推進。スーパーよどばしとヒバリヤの事業を譲受。11月の店舗数は918。今上期は生鮮導入改装や日用品施策が奏功。 記:2024/01/16
4063 東証プライム
6,083
5/20 15:00
+243(%)
時価総額 12,312,740百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4911 東証プライム
4,918
5/20 15:00
+2(%)
時価総額 1,967,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6857 東証プライム
5,520
5/20 15:00
-20(%)
時価総額 4,229,253百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7649 東証プライム
2,408
5/20 15:00
-30(%)
時価総額 457,503百万円
東海地盤のドラックストア大手。関東、関西も開拓。調剤併設に強み。日本ホスピスHDと資本業務提携。1652店舗展開。99店舗の新規出店を実施。24.2期3Q累計は2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/02
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27