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個人投資家・有限亭玉介:円安で思惑の製造業とその関連株を要チェック【FISCOソーシャルレポーター】

2022/12/24 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:円安で思惑の製造業とその関連株を要チェック【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2022年12月19日12時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 円安により海外での人件費や輸送費が高騰した事で、製造業を中心に国内回帰が進んでいるようです。確かに急速な円安は輸出する際のメリットもあれば、原材料コストの上昇等のデメリットもありますからねぇ。 ウクライナ侵攻やこれから起こるかもしれない台湾侵攻等の地政学リスクを考えると、海外工場から国内へ生産体制を構える企業が増えるかもしれません。円安の恩恵を受けながら半導体関連や自動車関連をはじめ、これから期待される宇宙産業までオールジャパンで日本の製造業の栄光を取り戻してもらいたいですな。 12月15日、FOMCでパウエル議長は市場予想の通り0.5%幅の利上げを発表しました。これにより僅かながら円安方向へ振れています。為替は簡単に予測出来るものではありませんが、企業が発表している想定為替レートをチェックしながら、将来的な業績予想を立てていく必要がありますな。今回は円安に思惑のある銘柄をチェックして参りますよ。 ダイカスト大手のアーレスティ<5852>と自動車部品メーカーのジーテクト<5970>は7月にEV関連部品等の共同開発基本合意書を締結したと発表しました。両社ともに直近で年初来高値を更新しており、EV市場の拡大によって業績が上向くか監視中です。 医療機器・自動車向けセンサーを手掛けるSEMITEC<6626>は、11月14日の決算発表も好調で3期連続で過去最高益を更新する見通しです。EV関連として思惑のある同社は、昨年12月にテスラ株の高騰を受けて物色されましたな。今年の12月はどうなるか監視を強めておりますよ。 11月4日の決算で経常利益が前年同期より51.3%増益となった北川精機<6327>は、プレス装置や搬送機械が堅調に推移した模様です。チャート(日足)では長期でじわじわと下落基調となっていましたが、25日・75日線を上抜けるか注視しております。 フィルム用化工機主体とするテクノスマート<6246>は、11月11日の決算発表で業績が急拡大すると経常利益が従来予想を上回って推移しました。直近では25日線・75日線ともに上回っており、中長期でトレンド転換なるか…。二次電池やエネルギー関連業界へ販売を強化していく方針との事。 ヨウ素生産量で世界大手である伊勢化学工業<4107>は、大幅な円安によりヨウ素及び天然ガス事業の売上高が前年同期を上回りました。ウクライナ情勢での放射性物質を含む武器使用への脅威から、ヨウ素を扱う同社へ思惑も入っております。10月以降は下値を切り上げると、直近で年初来高値を更新しました。 HENNGE<4475>は複数のクラウドサービスのID統合・管理を可能とする認証プラットフォーム「HENNGE One」がその業績を牽引している模様です。ここにきてじわじわと下値を切り上げております。契約企業数も順調に伸ばしており、自社株買いも好材料となっております。一目均衡表(週足)で見ると上部に雲が位置していますが、どう動くか監視を継続させております。 最後は情報通信、ネットワーク機器を世界展開しているアライドテレシスホールディングス<6835>です。11月11日に発表した第3四半期決算では経常利益が前年同期比で約3倍増益として人気化してきているようです。ウクライナ情勢の長期化も相まって、海外での防衛関連施設からの受注が増加しているとの事でも思惑を誘いますな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 8件
4107 東証スタンダード
16,700
4/26 15:00
-690(%)
時価総額 85,755百万円
化学メーカー。医薬品や消毒薬、エレクトロニクス製品向けにヨウ素化合物を提供する。世界の約15%のヨウ素を生産。金属化合物や天然ガスも手がける。23年12月期は要素の市況が堅調に推移した。円安も寄与した。 記:2024/04/14
4475 東証グロース
1,043
4/26 15:00
+6(%)
時価総額 33,894百万円
クラウドセキュリティ「HENGE One」が柱。メール配信ソフトも。24.9期1Qはクラウドセキュリティの契約企業数、契約利用者数が順調増。解約率は低水準維持し、利用料収入の拡大続く。通期最高業績を計画。 記:2024/02/15
5852 東証プライム
610
4/26 15:00
-21(%)
時価総額 15,907百万円
大手ダイカスト製品メーカー。自動車や二輪車向けのアルミダイカスト製品や金型鋳物製品、金型、ダイカスト用アルミニウム等を提供する。自動車向けが主力。今期3Q累計は自動車メーカーの生産増が追い風となった。 記:2024/03/07
5970 東証プライム
2,045
4/26 15:00
-49(%)
時価総額 89,839百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。車体プレス部品やトランスミッション部品に強み。日本は収益伸長。海外子会社からのロイヤリティ収入の増加等が寄与。24.3期3Q累計は2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/04
6246 東証スタンダード
1,804
4/26 15:00
+22(%)
時価総額 22,373百万円
塗工乾燥装置メーカー。エンプラフィルム製膜ライン用化工機器、高速・薄膜塗工ライン用塗工機等を手掛ける。受注高は2桁増。電子部品関連塗工機器は売上伸長。24.3期3Qは2桁増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/09
6327 東証スタンダード
789
4/26 15:00
+7(%)
時価総額 6,036百万円
産業機械メーカー。プリント基板製造の真空プレス装置をはじめ、新素材等のプレス装置、運搬自動化装置等を製造、販売する。今上期は銅張積層板や多層基板成形用、自動車部品成形用のプレス機装置が計画通りに推移した。 記:2024/02/12
6626 東証スタンダード
1,743
4/26 15:00
-14(%)
時価総額 19,821百万円
温度センサ大手。自動車やOA機器、家電・住設向けなどを手掛ける。薄膜センサや赤外線センサも展開。日本は損益苦戦。24.3期3Qは北米が堅調。医療関連では血糖値測定器向け、カテーテル向け販売が増加。 記:2024/04/08
102
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 11,193百万円
ネットワーク機器の専門メーカー。医療、公共、文教向けに強み。大型案件の増加等により、日本は売上堅調。米州は売上増。在日米軍基地の居住者向けサブスク型サービスの売上が好調。23.12期3Q累計は増収。 記:2024/02/02