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個人投資家・有限亭玉介:決算通過で動いた銘柄群で先高感のある銘柄に注目【FISCOソーシャルレポーター】

2022/11/20 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:決算通過で動いた銘柄群で先高感のある銘柄に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2022年11月13日15時に執筆 米各種イベントと日本株の決算シーズンを通過して、相場も落ち着きを取り戻したように見えます。外部環境は改善しつつあるように思えますが、過度なリスクは取らないスタンスは継続しているようです。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 決算では円安による利益の上振れが多く見られました。ただ、これからは目先の数字による評価ではなく、先を見通した本業によるパフォーマンスをしっかりと確認したいところです。 米国市場は米中間選挙の結果が嫌気されて、NYダウは646ドルの下落(終値)となりました。11月10日の日経平均も270円の下落となりましたが、同日夜に発表された米消費者物価指数が市場予想を下回る前年同月比7.7%増と伝わると、NYダウが1201ドル高、翌朝の日経平均は817円高で着地しました。乱高下する慌ただしい一週間となりましたなぁ。 その他世間を驚かせたニュースとしては、米メタが1.1万人超の人員削減を発表し、米国経済のリセッションが現実味を帯びてきました。消費者物価指数は遅行指数ですので、リセッションへ突入したのなら実体経済では既に影響が出始めているはずです。米長期金利は利回り4%を割り、為替も円高へ急伸しました。 歴史的な円安のお陰もあり日本企業の決算発表は過去最高益が散見されています。この好決算が地合いの悪さを上回れるのか、銘柄ごとに精査していきたいところですな。 11月10日に決算発表した日本カーボン<5302>は、半導体需要を取り込み業績拡大しております。直近では、SECカーボン<5304>と黒鉛電極製造技術の相互供与において資本業務提携も好感されました。下値を切り上げているチャート(日足)は決算後も注視したいですな。 タイヤ向けカーボンブラックを主力とする東海カーボン<5301>は、北米向け補修用タイヤの需要が堅調だった他、原材料の高騰を価格転嫁できた事もあり11月7日の決算は増益となりました。決算前に底値だったチャート(日足)は、急動意すると75日線を上抜いております。 こちらも底値圏から11月7日の決算発表後に急動意した住友精化<4008>は、上方修正して23年3月期の経常が2期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。一気に年初来高値を更新したチャートは、下値を切り上げるか監視中。 日本製鉄系の磨き棒鋼大手のサンユウ<5697>は、11月2日の決算が好調で上方修正と増配も併せて発表しております。チャート(日足)は決算後に動意するも、今年3月の高値と比べるとまだ上振れ余地はあるかもしれませんな。 断熱材や光ドライブを手掛けるアルメディオ<7859>は、11月2日の決算で赤字予想だった通期業績を黒字に上方修正すると急動意しております。トレンド転換できるか監視を強めていきたいところです。 最後はレアメタルなど貴金属の製造を手掛けるフルヤ金属<7826>です。直近では地合いの悪さから売られていましたが、11月7日の決算が好感されて動意しております。ウクライナ情勢を発端とした資源高は、いつまで続くのか…。銘柄ごとに為替変動も踏まえて注視していきたいですな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 7件
4008 東証プライム
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時価総額 67,417百万円
吸水性樹脂を主力とする化学メーカー。水溶性ポリマーやエマルジョンなどの製造・販売を行う機能マテリアル、化学品の製造受託等も。海外売上比率は7割超。吸水性樹脂事業では新製品開発、製品の付加価値化に取り組む。 記:2024/10/07
5301 東証プライム
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+6(%)
時価総額 210,074百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
5302 東証プライム
4,435
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 52,479百万円
1915年創業の炭素製品メーカー。1927年に日本で初めて人造黒鉛電極を製造。炭素繊維製品や特殊炭素製品、リチウムイオン電池用負極材等を手掛ける。電極材関連製品は製造コスト削減、適正売価による販売に注力。 記:2024/08/06
5304 東証スタンダード
2,148
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 44,451百万円
アルミニウム製錬用カソードブロックと人造黒鉛電極が柱。アルミニウム製錬用黒鉛電極でトップシェア。製品売上の輸出比率は5割超。アルミニウム製錬用カソードブロックは市況価格低下。黒鉛電極と炭素製品は堅調。 記:2024/06/23
5697 東証スタンダード
465
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 2,832百万円
みがき棒鋼や冷間圧造用鋼線が主力の二次加工メーカー。日本製鉄グループ。精密三次加工等も手掛ける。あらゆる鋼種・形状・寸法のみがき棒鋼の生産体制を確立。保有生産設備の効率的かつ最適な稼働等に取り組む。 記:2024/06/04
7826 東証プライム
3,510
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 89,119百万円
工業用貴金属製品の製造・販売を行う。イリジウム、ルテニウムの取り扱いに特化。熱電対、貴金属化合物などの製造も。有機EL燐光材用原料などで世界トップシェア。サーマル製品では高付加価値製品の投入を拡大。 記:2024/08/22
7859 東証スタンダード
318
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 6,616百万円
中国子会社で生産の断熱材が柱。繊維状炭素を用いたナノ製品を育成へ。中国など海外売上高が全体の約9割。光学ドライブの生産からは撤退。国内は工事案件等堅調。中国で太陽光発電製造用ヒータモジュールの受注が拡大。 記:2024/09/20