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米中間選挙後はCPIの発表に関心向かい、次第に買い見送りムードが強まる【クロージング】

2022/11/9 16:19 FISCO
*16:19JST 米中間選挙後はCPIの発表に関心向かい、次第に買い見送りムードが強まる【クロージング】 9日の日経平均は3日ぶりに反落。155.68円安の27716.43円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日の米国株の上昇を映して買い先行で始まり、取引開始直後には27926.52円まで値を上げた。ただ、米中間選挙の開票結果が徐々に明らかになるにつれ、材料出尽くし感から手仕舞い売りが優勢となり、日経平均は前引けにかけてマイナスに転じた。また、米消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控えていることも買い見送りムードを強めた。日経平均は心理的な節目である28000円を前にして上値の重さも意識され、目先の利益を確定する売りが増え、大引けにかけては27688.86円まで下げ幅を広げる場面もあった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が880、値下がり銘柄が865でほぼ拮抗し、変わらずは92だった。セクター別では、海運、パルプ紙、金属製品など15業種が上昇。一方、その他製品、鉱業、石油石炭、空運、医薬品、陸運など18業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>、第一三共<4568>、オリンパス<7733>が軟調だった。 注目の米中間選挙では、共和党が上下院ともに優勢で、民主党が主張してきた増税や規制強化など企業業績の逆風になる政策が成立しにくくなるとの見方から買いが継続するなか、米国の主要な株価指数は上昇。東京市場もこの流れから買いが先行した。通期業績予想がコンセンサスに届かなかった任天堂<7974>やダイキンが値を消したことも投資マインドに悪影響を及ぼしたとみられる。一方、SUMCO<3436>、スズキ<7269>、古河電<5801>といった好業績見通しを示した銘柄には投資マネーが流入していた。 米中間選挙は大方の予想通り、共和党が優勢となっている。関係者からは、「目先的な材料出尽くし感が広がった」との指摘が多い。また、投資家の関心は10日発表の米CPIに移っており、ひとまず持ち高調整の動きにつながったようだ。米CPIでは、インフレの高止まりが続くのか確認が必要だろう。また、本日はウィリアムズNY連銀総裁やバーキン・リッチモンド連銀総裁の講演も予定されており、利上げペースや利上げの終着地点に関しての発言にも警戒が必要で、目先は米長期金利の動向になどに左右される展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
3436 東証プライム
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半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4063 東証プライム
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時価総額 12,768,168百万円
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4568 東証プライム
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製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
5801 東証プライム
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-67(%)
時価総額 233,201百万円
国内電線大手。光ファイバ・ケーブルで世界トップ。リチウムイオン電池材料やHDD用アルミ基板でも世界首位級。地中埋設管「エフレックス」を100%再生材化。情報通信ソリューションが伸び悩み、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
20,400
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時価総額 5,979,526百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,342
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時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7269 東証プライム
1,790.5
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時価総額 3,517,591百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7733 東証プライム
2,187
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-40.5(%)
時価総額 2,812,246百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7974 東証プライム
7,406
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-104(%)
時価総額 9,618,098百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
33,600
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時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
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時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10