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売り一巡後は狭いレンジでのこう着を継続、消去法的な物色にとどまる【クロージング】

2022/10/17 15:49 FISCO
*15:49JST 売り一巡後は狭いレンジでのこう着を継続、消去法的な物色にとどまる【クロージング】 17日の日経平均は大幅反落。314.97円安の26775.79円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。10月の米ミシガン大学消費者期待インフレ率が市場予想を上回るなど、米国の積極的な利上げへの警戒感からの米国株安を引き継いで売りが先行して始まった。日経平均は取引開始直後に26814.92円を付け、その直後に26649.13円まで下げ幅を広げる場面が見られた。寄り付き直後の商いが一巡した後は、このレンジ内でのこう着を継続した。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、海運、空運、陸運の3業種のみが上昇。一方で、卸売、鉱業、医薬品、保険、化学の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、三越伊勢丹<3099>、川崎船<9107>、商船三井<9104>、コナミG<9766>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、第一三共<4568>が軟調だった。 前週末の米国市場は、10月のミシガン大学消費者信頼感指数が59.8と9月の58.6から改善し、インフレ加速への警戒感から主要株価指数が下落。ナスダック指数は年初来安値を更新し、SOX指数も4%超の急落となった。これを映して、日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。また、前週末に800円超上昇したこともあり、目先の利益を確保する動きにつながったようだ。一方、規制緩和による経済再開で訪日外国人旅行者などの増加から百貨店や空運、小売などの銘柄が堅調に推移したことが相場を支える要因の一つになったようだ。 きょうの下げは当然の一服といえる。ただ、米国のインフレ見通しが悪化する中、米連邦準備理事会(FRB)の積極利上げが景気後退を誘発するとの懸念は根強く残るだけに、今夜発表予定の10月のNY連銀製造業景気指数は警戒したいところだ。インバウンド関連など消去法的な物色のほか、決算などを手がかりとした個別材料株を中心とした物色はしばらく続きそうである。 《FA》
関連銘柄 10件
2,151.5
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 839,773百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
4063 東証プライム
5,649
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+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4568 東証プライム
4,435
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-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17