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米CPIの発表を目前に買い見送りムード強まる【クロージング】

2022/10/13 16:01 FISCO
*16:01JST 米CPIの発表を目前に買い見送りムード強まる【クロージング】 13日の日経平均は4営業日続落。159.41円安の26237.42円(出来高概算10億4000万株)で取引を終えた。米卸売物価指数(PPI)を受けて大幅な利上げが継続されるとの思惑から、前日の米国市場が弱い値動きのなか、東京市場も方向感に欠ける展開となった。米国で9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるため、CPIショックへの警戒は根強く、日経平均はこう着ながらも、寄り付き直後につけた26408.31円を高値に弱い値動きが続き、本日の安値で取引を終えた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、鉱業、ゴム製品、海運、水産農林、輸送用機器の5業種が上昇。一方、空運、サービス、電気ガス、陸運、不動産、機械など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>がしっかりだった半面、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、ファナック<6954>が軟調だった。 前日の米国市場では、9月のPPIが前月比0.4%上昇となり、市場予想(0.2%上昇)を上回り、大幅な金融引き締めが継続するとの見方が強まり、主要株価指数は下落した。ただ、日経平均は前日までの3営業日で900円超下落したことなどから、押し目を拾う動きが先行。このところ上げのきつかった半導体関連株が反発するなど、リバランスの動きが中心と見られ、CPIの発表を控えていることもあって積極的に買い上がる向きも多くなく、次第に様子見ムードが強まった。 8月のCPIは市場予想を上回り、日米ともに株式市場の大きなショック安を招いた経緯があり、今回のCPIの結果には大きな関心を寄せる向きが多い。というのも、9月以降、CPI全体の3分の1を占める住居費の伸びが続いており、さらに物価上昇圧力が強まる可能性があるだけに、CPIを受けた米国市場の動きが警戒されるところだ。一方、来週からは米国主要企業の決算発表が本格化する。今月下旬からは国内企業の上半期決算発表も始まる。仮にCPIを波乱なく通過したとしても、日米企業の業績動向を確認したいと考える投資家も多い。 《FA》
関連銘柄 10件
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25