マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 6:03:05
15,312,265
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米国の積極的な利上げ継続、地政学的など不安要素が多くリスク回避の動き強まる【クロージング】

2022/10/11 16:03 FISCO
*16:03JST 米国の積極的な利上げ継続、地政学的など不安要素が多くリスク回避の動き強まる【クロージング】 11日の日経平均は大幅続落。714.86円安の26401.25円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。9月の米雇用統計が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め策の強化を支持する内容となり、日本が連休中に米国市場が大幅に下落したことから、リスクオフの動きが強まった。日経平均は値がさハイテク株を中心に幅広く売られ、後場中盤にかけて一段安となり、26369.56円まで下げ幅を広げ、心理的な節目である26500円を大きく割り込んだ。また、ロシアとウクライナの緊張拡大など背景にした地政学的リスクの再燃、連休明けの中国などアジア市場の下落、時間外取引での米国株価指数先物も軟調なため、押し目を拾う動きも限定的で、安値圏でのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり数が1600に迫り、全体の9割近くを占めた。セクター別では、空運、海運、陸運、電気ガス、銀行の5業種が上昇。一方、水産農林、精密機器、電気機器、機械、化学、ガラス土石など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは日産化<4021>、しずおかFG<5831>、イオン<8267>、高島屋<8233>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>が軟調だった。 注目された9月の米雇用統計では、雇用者数の増加幅や失業率が市場予想以上の改善となり、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げがほぼ確実になったとの声が聞かれた。また、バイデン米政権が、最先端半導体の対中国輸出規制の大幅強化を発表したことが響き、国内半導体関連企業にも悪影響が及ぶ可能性があるとの見方なども地合いを悪化させた。さらに、ウクライナとロシアの緊張拡大や、北朝鮮による9月下旬からの弾道ミサイル発射が戦術核訓練だったと伝わったことも地政学的リスクにつながり、投資マインドを悪化させたようだ。一方、新型コロナの水際対策の大幅緩和を受けて、空運や旅行関連のインバウンド関連がしっかりだった。 本日は、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、日本電産<6594>など日本を代表する企業の株価が大きく値を崩した。米国の大幅な金融引き締めによる景況感の悪化が世界的に拡大していくのではないかとの不安心理が、世界の景気敏感株とされる日本株を売る動きにつながったようだ。市場の関心は13日発表の米消費者物価指数(CPI)の結果に移っている。再びインフレ圧力が強まるのか、それとも沈静化するのか見定めたいと考える投資家が多く、それまでは調整局面から抜けだせず、日経平均は下値を探る動きとなりそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
4021 東証プライム
5,463
11/22 15:30
+74(%)
時価総額 752,801百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
1,326.5
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 789,439百万円
静岡県地盤の地方銀行「静岡銀行」を中核とする持株会社。静銀経営コンサルティング、静銀リース等も傘下に持つ。持分法適用関連会社にマネックスグループ。総資産は16兆円超。預金、貸出金シェアで県内トップ。 記:2024/08/26
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8233 東証プライム
1,201.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 393,677百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
8267 東証プライム
3,608
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 3,145,905百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25