マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 15:01:12
15,194,516
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

海外短期筋などの買い戻しに加え、年金などの実需買いも観測される【クロージング】

2022/10/3 16:10 FISCO
*16:10JST 海外短期筋などの買い戻しに加え、年金などの実需買いも観測される【クロージング】 3日の日経平均は反発。278.58円高の26215.79円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。朝方こそ、前週末の米国株の大幅安を受けて主力株を中心に売りが優勢となり、日経平均は前場中盤にかけて25621.96円まで下げ幅を広げる場面もあった。ただし、目先の下値のめどとみられる6月安値水準までの調整を経て、次第に押し目買いが入ったほか、年度下期入りに伴う、年金など実需筋とみられる買い観測もあり、日経平均は前引けにかけて、上げに転じ、26000円を回復した。その後はこう着感の強い値動きでの推移を継続するなか、英政府が所得減税法案を白紙にする見通しを海外メディアが伝えたことで再び買い気が盛り上がり、大引け間際には26223.84円まで買われた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり、値下がり銘柄は拮抗。セクター別では、海運、輸送用機器、鉱業、石油石炭、ゴム製品など21業種が上昇。一方、電気ガス、水産農林、小売、陸運、食料品など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、エーザイ<4523>、7&iHD<3382>、花王<4452>が軟化した。 先週末発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比0.6%上昇と7月のゼロ%から伸びが加速し、インフレの高止まりが警戒され、株式市場では主要株価指数がそろって年初来安値を更新。これを受けて、東京市場でも主力株中心に売り先行スタート。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。ただ、押し目買いや値ごろ感からの買いが次第に増加した。また、一部外国通信社が「伊自動車大手の最高経営責任者(CEO)が、半導体供給は来年末まで逼迫が続くとの見通しを示した」と伝わったことも半導体関連株の買い戻しの動きに拍車をかける要因に一つになったようだ。 東京市場は、ひとまず反発でのスタートなった。欧米と比べて日本はインフレ高に悩まされていないだけに、欧米対比での割安感からヘッジファンドなど短期筋の買い戻しが強まったとの見方が多い。もっとも、高インフレによる欧米各国の積極的な利上げ継続に伴う景気減速への警戒感は拭えていないだけに、米経済指標の結果を受けて再びインフレへの警戒が高まれば、世界的な株安連鎖に巻き込まれる可能性もあるだけに注意が必要だろう。 《FA》
関連銘柄 10件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17