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英米金利の低下を背景に買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2022/9/29 16:18 FISCO
*16:18JST 英米金利の低下を背景に買い戻しの動きが強まる【クロージング】 29日の日経平均は反発。248.07円高の26422.05円(出来高概算14億株)で取引を終えた。英国の中央銀行が市場安定化策として長期国債買い入れを実施すると発表したことで、英米両国の長期金利の上昇が一服。金利動向に敏感とされるグロース株など値がさ株中心に買い戻しの動きが強まり、日経平均は寄り付き直後に26450.59円まで上昇した。その後は心理的な節目である26500円を前に戻り待ちの売りが出たほか、世界的なインフレ抑制に向けて主要中銀の金融引き締めが続くこと、欧州では冬場の暖房需要に伴うエネルギー価格の高騰でスタグフレーションのリスクが警戒されており、前引けにかけて26200円台まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、配当の再投資など需給への思惑もあり、26400円台と日中の高値圏でのもみ合いが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、医薬品、繊維製品、陸運、鉱業、サービスなど28業種が上昇。一方、海運、鉄鋼、銀行など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、エーザイ<4523>、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、塩野義<4507>が堅調だった半面、東エレク<8035>、TDK<6762>、ファナック<6954>、日本電産<6594>、アドバンテス<6857>が軟化した。 欧米の金利急低下を背景に投資家心理が改善。前日の米国市場で主要株価指数は反発した。これを映して、東京市場でも主力株中心に買いが先行して始まり、日経平均の上げ幅は一時280円を超えた。また、岸田首相が所信表明演説のなかでインバウンド(訪日外国人旅行者)消費の拡大を重点分野に位置付けると一部で伝わったことで、空運、陸運、小売などインバウンド関連株が軒並み値を上げた。一方、配当の権利落ち日とあって、高配当の海運は配当落ちの影響から結果的に弱い動きとなった。 米国では29日発表の米半導体大手マイクロン・テクノロジーの四半期決算の内容が気がかり材料となっている。業績悪化への懸念が拭えていないだけに、決算内容次第では東京市場にも悪影響を与えそうだ。また、バルト海経由でロシア産天然ガスを欧州に送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の損傷で、パイプライン中のガスの過半が漏出したことが判明し、欧州でのインフレ高進に対する不安も残る。懸念材料が山積しているだけに、目先は個別材料株物色が一段と強まりそうだ。 《FA》
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製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4519 東証プライム
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大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
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国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6594 東証プライム
6,886
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+92(%)
時価総額 4,106,012百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6762 東証プライム
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-141(%)
時価総額 2,805,379百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,342
4/25 15:00
-93(%)
時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,455
4/25 15:00
-158(%)
時価総額 4,497,532百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
33,600
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-1,210(%)
時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10