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急ピッチの下落に対する自律反発の動きに【クロージング】

2022/9/27 16:25 FISCO
*16:25JST 急ピッチの下落に対する自律反発の動きに【クロージング】 27日の日経平均は4営業日ぶりに反発。140.32円高の26571.87円(出来高概算11億4000万株)で取引を終えた。前日までの3営業日で1200円超、率にして4.5%急落したことから、突っ込み警戒感が台頭。買い戻しの動きが先行して始まり、日経平均は前場中盤にかけて26680.20円まで上伸した。また、時間外取引で米国株価指数先物が堅調に推移していることも投資マインドの改善に寄与したとみられるほか、9月期末の配当や株式分割などの権利付最終売買日を翌日に控えた権利取りを狙った買いが加わったことも相場を支える要因となった。ただ、欧米中銀による積極的な利上げに伴う世界景気の減速懸念は拭えないだけに、上値を買い上がる雰囲気にはならず、買い一巡後は26500~26600円のレンジ内で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100に迫り、全体の6割近くを占めた。セクター別では、その他製品、食料品、サービス、非鉄金属、空運など25業種が上昇。一方、海運、鉱業、不動産、石油石炭、建設など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、コナミG<9766>、ファナック<6954>、TDK<6762>が堅調だった半面、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、塩野義<4507>、ソニーG<6758>が軟化した。 英国の金利急騰に伴い、世界的に金利上昇圧力が高まっており、前日の米国でも長期金利は3.9%台まで上昇。2010年以来約12年ぶりの高水準となったことが嫌気され米主要株価指数はそろって下落した。ただ、東京市場は米国株安に先回りする形で下落していたほか、シカゴ先物が前日の大阪終値を上回ったため、さや寄せする形でスタート。また、水際対策緩和による経済再開への期待観から小売、旅行関連などのリオープン関連も堅調に推移し、日経平均の上げ幅は一時250円に迫る場面があった。 プライム市場の騰落レシオは前日時点で80.47%まで低下しており、関係者からは「騰落レシオの80%割れ場面では日本株がボトムになっているケースは多い」との声が聞かれ、目先的なリバウンド局面につながったとの見方。一方、週末にかけては、日経平均の定期銘柄入れ替えに伴うリバランス売りが合計で5200億円規模控えているほか、英国発の金融市場の混乱が世界的に広がるのではないかとの警戒感もくすぶっている。このため、目先は外部環境の動向を気にしながら、選別色の強い展開となりそうだ。 《FA》
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6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
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時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17