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米金融引き締め懸念が拭えないなか、3連休控えて手じまい売り優勢に【クロージング】

2022/9/16 16:13 FISCO
*16:13JST 米金融引き締め懸念が拭えないなか、3連休控えて手じまい売り優勢に【クロージング】 16日の日経平均は反落。308.26円安の27567.65円(出来高概算14億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場は大幅利上げに対する懸念が拭えず、長期金利の上昇が嫌気されグロース株中心に売りが先行し、主要株価指数は下落した。これを受けて、東京市場もインデックスに絡んだ商いの影響から値がさハイテク株中心に売りが優勢となり、日経平均は前場終盤にかけて、一時27525.68円まで下げ幅を広げる場面もあった。しかし、3連休を控えた週末に加え、来週20日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)もあり、積極的に売り買いを手掛ける向きも多くなく、売り一巡後は27500円台で軟調に推移した。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、銀行、電気ガス、保険など10業種が上昇。一方、海運、鉱業、電気機器、その他製品、機械など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、花王<4452>、東京海上<8766>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、トレンド<4704>が軟調だった。 前日の米国市場は、小売売上高や新規失業保険申請件数が市場予想を上回る改善となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き締めペースの強化が意識され、金利先高観の強さがグロース株中心に株価を下押した。また、3連休を控えていることもあって、このところ堅調地合いが続いていた陸運、空運、小売などインバウンド関連株にも利益確定売りが広がり、日経平均の下げ幅は一時350円を超えた。また、午後に入っても、時間外取引の米国株価指数先物が軟調に推移していることも投資家心理を圧迫し、買い手控え要因につながったとみられる。 来週の東京市場は連休の谷間での3日立ち会いとなり、この間、FOMCの結果が判明するだけに、それまでは積極的に持ち高を一方向に傾けることはしづらいと考えている投資家が多く、様子見姿勢は一段と強まりそうだ。来週も個別材料株物色が中心の動きで、薄商いが続きそうだ。一方、米国では今夜、FOMC前の最後の判断材料として発表される9月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値に注目が集まっている。 《FA》
関連銘柄 9件
4452 東証プライム
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+2(%)
時価総額 3,065,175百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4523 東証プライム
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4/23 15:00
-2(%)
時価総額 1,806,093百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4704 東証プライム
7,887
4/23 15:00
+20(%)
時価総額 1,110,466百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6762 東証プライム
7,132
4/23 15:00
+40(%)
時価総額 2,772,722百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,245
4/23 15:00
-24(%)
時価総額 4,018,556百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
32,500
4/23 15:00
+50(%)
時価総額 15,328,073百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
4,809
4/23 15:00
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時価総額 9,810,360百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。国内損害保険事業が堅調。元受正味保険料は傷害保険、自動車保険が増加。24.3期2Qは収益伸長。 記:2024/02/02
9983 東証プライム
42,180
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+730(%)
時価総額 13,422,562百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,518
4/23 15:00
+7(%)
時価総額 12,953,168百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10