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米ハイテク株高や経済正常化への期待からインバウンド関連が堅調【クロージング】

2022/9/12 16:26 FISCO
*16:26JST 米ハイテク株高や経済正常化への期待からインバウンド関連が堅調【クロージング】 12日の日経平均は大幅に3営業日続伸。327.36円高の28542.11円(出来高概算9億2000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場で、長期金利上昇が一服したことなどから、ハイテク関連株中心に買われた流れを引き継いだほか、「政府は10月までをメドに新型コロナウイルスの水際対策で導入している1日あたりの入国者数の上限を撤廃する調整に入った」と伝わったことで、経済活動の正常化への期待感も投資家心理を上向かせた。日経平均は前場中盤にかけて心理的な節目である28500円を突破すると、一時28612.89円まで上げ幅を広げた。その後は、目先の達成感などから利益確定売りから上げ一服となる場面あったものの、リスク先行ムードは衰えず、28500円前後での底堅い値動きが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、陸運、空運、精密機器、小売、不動産など26業種が上昇。一方、鉱業、電ガス、海運、水産農林など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、トヨタ<7203>、日揮HD<1963>、デンソー<6902>、武田<4502>が軟化した。 9日の米国市場では、主要株価指数がそろって上昇。ナスダック指数、SOX指数はともに2%超の上昇となった。これを受け、半導体や電子部品関連といった値がさ株が買われたほか、経済正常化への期待から陸運、空運、小売などのインバウンド関連株にも投資資金が広がり、日経平均の上げ幅は一時400円に迫った。一方、米中航路の運賃が過去最大の下げ幅を記録したなどと伝わったことから海運株が軒並み値を下げたほか、円安が一服したことからトヨタやコマツ<6301>といった輸出株の一角も値を消した。 日経平均は25日線水準である28280円台を上回ってきたことで、テクニカル的には目先強気に転じても良いのではないかとの指摘が聞かれ始めている。市場関係者の最大の関心事である20日からの9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅については0.75%が織り込まれている。とはいえ、FOMCの1週間前である13日からブラックアウト期間に入り、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者からの言及がなくなるため、13日の8月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受けた市場反応を見極めたいところだろう。 《FA》
関連銘柄 10件
1963 東証プライム
1,371.5
5/2 15:00
+22.5(%)
時価総額 355,781百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 1,117,862百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4502 東証プライム
4,125
5/2 15:00
-18(%)
時価総額 6,526,884百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
6301 東証プライム
4,577
5/2 15:00
-61(%)
時価総額 4,454,089百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,681.5
5/2 15:00
+38(%)
時価総額 8,451,498百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10