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米ハイテク株安を映して売り先行も、押し目買いが入り下げ渋る【クロージング】

2022/8/22 16:11 FISCO
*16:11JST 米ハイテク株安を映して売り先行も、押し目買いが入り下げ渋る【クロージング】 22日の日経平均は3営業日続落。135.83円安の28794.50円(出来高概算9億2000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場で、長期金利上昇を受けてグロース株中心に売られた流れを引き継ぎ、半導体関連などを中心に売りが先行し、日経平均は取引開始直後に28586.36円まで下げ幅を広げた。ただし、中国人民銀行(中央銀行)が事実上の政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)を引き下げたことで、新型コロナウイルス感染再拡大で悪化した中国景気の減速に対する懸念が和らいだほか、1ドル=137円台へと進んだ円安も支援要因となり、売り一巡後は28800円前後で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。セクターでは、鉱業、石油石炭、医薬品など15業種が上昇。一方、電気機器、非鉄金属、証券商品先物、サービスなど17業種が下落し、鉄鋼が変わらず。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、KDDI<9433>、7&iHD<3382>、アステラス薬<4503>、塩野義<4507>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。 前週末の米国市場は、米長期金利が一時2.99%へと上伸したことが嫌気され、主要な株価指数はそろって下落。なかでも、SOX指数が2.78%安、ナスダック指数は2%安と弱さが目立った。これを受け、東京市場でも値がさハイテク株を中心に売りが先行、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。また、市況安を受けて郵船<9101>などの海運大手が下落したほか、エンジン不正の広がりが報じられた日野自<7205>は年初来安値を更新した。一方、「ハウステンボス」の売却について、アジア系ファンドに売却することで最終調整に入ったと伝わったH.I.S.<9603>が続伸したほか、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏による株買いへの思惑から石油資源関連にも投資資金がシフトした。 日経平均は続落したものの、プライム市場で年初来高値を更新した銘柄は50を超えるなど投資家心理が大きく悪化しているわけではない。ただ、新規の手掛かり材料に欠け、全般は模様眺めムードの強い展開だった。また、明日には8月の米欧の製造業およびサービス業の購買担当者景気指数(PMI)の発表が控えており、景気動向を確認したいとの思惑もあったと見られる。市場は新たなきっかけ材料待ちの状態で、個別材料株物色が中心となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 13件
1,960
7/1 15:00
±0(%)
時価総額 5,212,279百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。株主優待制度を導入。26.2期EBITDA1.1兆円以上目指す。 記:2024/05/08
4503 東証プライム
1,588.5
7/1 15:00
-1.5(%)
時価総額 2,916,251百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4507 東証プライム
6,232
7/1 15:00
-45(%)
時価総額 1,941,804百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4568 東証プライム
5,427
7/1 15:00
-97(%)
時価総額 10,566,554百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
22,150
7/1 15:00
-220(%)
時価総額 6,492,475百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,863
7/1 15:00
-2(%)
時価総額 3,834,458百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6954 東証プライム
4,413
7/1 15:00
+4(%)
時価総額 4,455,131百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7205 東証プライム
422.6
7/1 15:00
+4.6(%)
時価総額 242,818百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
8035 東証プライム
34,820
7/1 15:00
-80(%)
時価総額 16,422,261百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,833
7/1 15:00
+151(%)
時価総額 2,465,627百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9433 東証プライム
4,345
7/1 15:00
+91(%)
時価総額 10,011,662百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9603 東証プライム
1,620
7/1 15:00
-7(%)
時価総額 129,375百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
40,520
7/1 15:00
-40(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10