マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 11:09:55
10,432,128
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は7カ月半ぶりに29000円回復、ショートサイドのカバーを誘う【クロージング】

2022/8/17 15:59 FISCO
*15:59JST 日経平均は7カ月半ぶりに29000円回復、ショートサイドのカバーを誘う【クロージング】 17日の日経平均は大幅反発。353.86円高の29222.77円(出来高概算11億3000万株)と終値ベースでは1月5日以来約7カ月半ぶりに29000円を回復して取引を終えた。前日の米国市場は、ウォルマートなど米小売大手企業の好決算を受けて、米個人消費は底堅いとの受け止めが広がり、景気敏感株中心に買われた。米国の景気後退に対する過度な警戒感が後退したことや1ドル=134円台まで進んだ円安進行を映して、東京市場は幅広い銘柄に買いが先行して始まり、取引開始直後には29000円を回復した。その後も値がさ株や指数寄与度の高い銘柄を中心に買いが継続し、後場に入っても高値圏での推移が続くなど投資マインドの改善により買い意欲は衰えず、日経平均は高値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクターでは、空運を除く32業種が上昇し、海運、その他製品、輸送用機器、保険、その他金融、非鉄金属、ガラス土石の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、ファナック<6954>、トレンド<4704>、東エレク<8035>、第一三共<4568>が軟化した。 日経平均は28000円台前半を突破して以降、ヘッジファンドなどによる株価指数先物への買い戻しなどの動きが強まっているとの見方も多く、先物高を受けた裁定買いも全体相場を押し上げる要因になり、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。短期的な過熱感が警戒されるものの、需給関係は良好な展開となりそうであり、日経平均は1月の年初来高値(29332.16円)の奪回も視野に入っていることもあって、投資家心理は一段と上向いているようだ。 ただし、ダブル・インバースの口数が過去最高水準になっており、足元では日本株が先行き下落するとみている投資家が多く、これによるカバーの動きが指数を押し上げていることの一因である。この需給が一巡してくるようだと、次第に上値の重さが意識されてくる可能性には注意する必要がありそうだ。また、来週には各国の中央銀行関係者らが出席する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控え、米国の利上げ動向がどうなるのかも見極める必要もありそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4568 東証プライム
5,531
5/17 15:00
+49(%)
時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4704 東証プライム
7,451
5/17 15:00
-210(%)
時価総額 1,049,078百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
7,697
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 13,053,804百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
25,105
5/17 15:00
-115(%)
時価総額 7,358,627百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,597
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,332
5/17 15:00
+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27