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ファーストリテの上昇で堅調も、3連休を控え商いは盛り上がらず【クロージング】

2022/7/15 16:10 FISCO
*16:10JST ファーストリテの上昇で堅調も、3連休を控え商いは盛り上がらず【クロージング】 15日の日経平均は3日続伸。145.08円高の26788.47円(出来高概算10億7000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では、NYダウが5営業日続落とインフレへの警戒が続くなか、業績予想の上方修正を発表したファーストリテ<9983>が急伸したため、これが日経平均をけん引するなか、売り先行で始まった日経平均は取引開始直後に26857.77円まで切り返す場面も見られた。その後は、75日線までのリバウンドで短期的な達成感が意識されたほか、3連休を控えて様子見ムードも広がり、こう着感の強い展開だった。ただし、一時26571.38円まで売られた後は高値圏での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、その他製品、電気ガス、輸送用機器、精密機器など16業種が上昇。一方、鉱業、銀行、保険、その他金融、不動産など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、塩野義<4507>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>が堅調で、ファーストリテ1銘柄で日経平均を約214円押し上げた。半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、富士フイルム<4901>が軟化した。 前日の米国市場は、ウォラーFRB理事とセントルイス連銀のブラード総裁が7月のFOMCでの1.00%の利上げに反対することを表明したことで金利の上昇は抑えられ、金利動向に敏感なグロース株中心に堅調だったことが支援材料となった。また、中国の6月の小売売上高は前年同月比3.1%増となり、市場予想(0.3%増)を上回る堅調さで、中国景気の減速に対する警戒感が幾分和らいだことも心理的にプラスに働いたようだ。 前日の6月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びとなったことで、その川下位置する消費者物価指数(CPI)も7月は堅調な結果が続きそうで、大幅な利上げに対する懸念は拭えないほか、利上げに伴う景気減速への警戒感もくすぶり続けており、先行き不透明な状況に変化はない。また、米国では15日、6月小売売上高や7月のミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。特にミシガン大の消費者信頼感は、前回のFOMCでの大幅利上げの要因の1つとなっただけに、その動向に注目は集まっている。ただし、VIX指数の低下など市場は冷静であり、ハイテク株への物色などリスクを取りに行く動きが見られている点は注目しておきたい。 《FA》
関連銘柄 8件
4507 東証プライム
2,094.5
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時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17