マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 21:16:19
10,082,929
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

CPIショックで売り先行も、円安を映した輸出関連株買いで切り返す【クロージング】

2022/7/14 16:04 FISCO
*16:04JST CPIショックで売り先行も、円安を映した輸出関連株買いで切り返す【クロージング】 14日の日経平均は続伸。164.62円高の26643.39円(出来高概算9億7000万株)で取引を終えた。6月の米消費者物価指数(CPI)の強い結果を背景に大幅な利上げによる景気減速懸念が高まった米国市場の下落を受けて、取引開始直後に一時26312.79円まで下げた。ただし、円相場が1ドル=138円台へと円安が進んだため輸出関連株中心に買い直されたほか、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引するなか、後場取引開始直後には26713.07円まで上げ幅を広げた。その後は、こう着ながらもTSMCの予想を上回る決算を受けて半導体株が堅調推移をみせるなど、底堅さが意識された。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、水産農林、海運、精密機器、電気機器、鉱業など23業種が上昇。一方、電気ガス、空運、銀行、保険など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、7&iHD<3382>、TOTO<5332>、アステラス薬<4503>が軟化した。 注目された6月の米CPIは前年同月比9.1%増と市場予想(8.8%増)や5月の8.6%増を上回り、1981年11月以来の非常に強い結果になった。これを受けて、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.75%の利上げが確実視されたほか、1%の利上げ予測も浮上するなか、利上げによる景気減速への警戒感が高まった。これを受けて売りが先行したものの、半導体関連、機械、自動車など輸出関連株中心に押し目買いや見直し買いなどが入り、朝方の売りが一巡した後はプラスに転じ、日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。 日経平均はひとまず上昇した。米国ではCPIショックとはなったものの、東京市場においてショック安を回避できたことが安心感を誘った形で、ヘッジファンドなどの買い戻しに繋がった面が強いだろう。しかし、米国では原油高が一服し、「CPIもピークを付けた」という見方も聞かれるが、食料価格の高止まりは続いており、インフレの高水準維持が続きそうで、大幅な利上げ継続に対する不安感も拭えていない。また、日本や中国、米国で新型コロナウイルスの新たな変異株の感染が再拡大しており、行動制限などの規制発動への警戒感もくすぶる。 《FA》
関連銘柄 10件
2,039.5
4/26 15:00
-10.5(%)
時価総額 5,423,695百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
4503 東証プライム
1,506
4/26 15:00
+51(%)
時価総額 2,764,793百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4519 東証プライム
4,852
4/26 15:00
-8(%)
時価総額 8,146,789百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4543 東証プライム
2,610.5
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 3,891,465百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
5332 東証プライム
4,337
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 767,567百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
6367 東証プライム
21,160
4/26 15:00
+760(%)
時価総額 6,202,292百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10